伊豆沼・内沼いきもの図鑑

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ウチワヤンマ

写真提供:財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団

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生物名 ウチワヤンマ
分類 昆虫
サナエトンボ科
学名 Sinictinogomphus clavatus
生息地 川・湖・沼・湿地
見られる季節
全長 70-87mm
説明 名称に「ヤンマ」と付くが、サナエトンボの仲間である事は、頭部の複眼が接していない事からも判る。単に体が大柄なトンボ=ヤンマという思い込みから、ヤンマの名を付けられたに過ぎない。同じような思い込みで名がつけられたサナエトンボの仲間ではコオニヤンマがいるが、長時間飛行するヤンマ科に比べ、サナエトンボの仲間らしく、ある程度飛翔したらすぐに止まって休むという行動からも見分けられる。
全長70-87mmで、腹長が49-60mm、後翅長が40-51mmになる。脚には黄斑がある。オス、メスともに腹部の第8節には、黄色を黒色で縁取ったうちわ状の広がりがある。タイワンウチワヤンマにも同様な広がりがあるが、色は黒色のみであり、大きさも少し小さい。
オスは水辺の岸近くの枝先などに留まる。平地、丘陵地の深くて水面の開けた池や湖(湖底は砂泥で少し汚れた水質)に生息する。成熟したオスは縄張りをもち、水面から出た杭などの突起物の先端に静止して占有する。交尾も同様な場所の先端で静止して行う。その後、交尾態のまま飛び回って産卵場所となる水面の浮遊物を探し、見つけると連結を解いて産卵する。産卵はメス単独で行われ、ホバリングをしながら腹部の先で間欠的に浮遊物を打つ。卵は、糸で連なっている。卵の期間は、1-2週間程度であり、幼虫で1-2年間を過ごす。幼虫は水深の深いところで生活する。

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