伊豆沼・内沼いきもの図鑑

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オオクチバス(ブラックバス)

写真提供:財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団

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生物名 オオクチバス(ブラックバス)
分類 魚類
サンフィッシュ科
学名 Micropterus salmoides
生息地 川・湖・沼・湿地
見られる季節
全長 30-50cm
えさ 食性は肉食性で、水生昆虫・魚類・甲殻類などを捕食する。
説明 体型は側偏した紡錘形。成長し亜成魚以降になると頭部後方から背鰭前方で背面が山なりに盛り上がる。上顎よりも下顎が前方に突き出る。
外部形態上のコクチバスとの代表的識別点として、口角が眼の後端を越える[6]。しかし、幼魚は口角が眼の後端に達しない個体も少なくない。また、口吻はコクチバスのほうがオオクチバスよりも相対的にやや長く鋭角的に突出し、オオクチバスはより寸の詰まったずんぐりした顔をしている。このため、側面からの見た目上の口のサイズは両種間にそれほど大きな差があるわけではない。しかしオオクチバスはコクチバスよりも側偏が弱いために体幅が大きく、そのぶん頭部の幅と口の開口面積も大きくなっている。
背鰭は前後で第1、第2背鰭に分かれ、第1背鰭のほうが小さい。尾鰭後縁は黒く縁取られる。
本来はミシシッピ水系を中心とした北アメリカ南東部の固有種である。しかし、釣り(スポーツフィッシング)や食用の対象魚として世界各地に移入されたため、分布域の人為的拡大が著しい。
湖、沼などの止水環境や流れの緩い河川に生息するが、汽水域でもしばしば漁獲される。天敵から身を隠したり獲物を待ち伏せするため、障害物の多い場所を好む。一方、回遊して餌を探す場合もあり、特に幼魚?亜成魚はしばしば群を作り隊列を組んで回遊行動をおこなうことがある。
食性は肉食性で、水生昆虫・魚類・甲殻類などを捕食する。自分の体長の半分程度の大きさの魚まで捕食し、カエルやネズミ、小型の鳥類まで丸飲みにする。
春から秋には岸近くで活発に活動するが、冬は深みに移り物陰に群れを成して越冬する。
繁殖は水温15℃の条件が必要である。この水温は、北アメリカの生息地では北部で5-6月、南部で12-5月である。日本では6月を盛期に5-7月である。また、多くの動物に見られるように、産卵は満月か新月の日に行われるのが一般的である。オスは砂地に直径50cmほどの浅いすり鉢状の巣を作り、メスを呼びこんで産卵させる。複数のメスを呼びこんで産卵するため、巣の卵数は1万粒に達することもある。卵は10日ほどで孵化する。産卵後もオスは巣に残り、卵を狙う敵を追い払うなどして保護する。孵化した仔魚は全長2-3cmになるまでオスの保護下で群れを成して生活する。稚魚がある程度の大きさになると、オスは稚魚を食べることで巣からの自立を促す、この過程で卵から孵った幼魚の半分以上が淘汰されるという。
成熟齢は2年から5年といわれ、一般には23cm前後で成熟する。寿命は一部に10年を超える個体もみられるが、多くは8年程度とされている。
背面側の体色は緑がかった褐色、腹面側は白っぽい。体側中央をやや太くいびつな帯が一条走る。尾びれの後縁には黒い縁取りがある。ただこれらは個体の体調や置かれた環境により不明瞭な場合も少なくない。
お役立ちメモ 2005年6月より施行された「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により、輸入、飼養、運搬、移殖を、原則として禁止。

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