伊豆沼・内沼いきもの図鑑

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ヌカエビ

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生物名 ヌカエビ
分類 甲殻類
ヌマエビ科
学名 Paratya improvisa
生息地 川・湖・沼・湿地
見られる季節
全長 体長30mm
えさ 食性は雑食性で、主に藻類やデトリタスを食べる。
説明 成体は体長30mmほどで、メスの方がオスより大きい。複眼後方に「眼上棘」(がんじょうきょく)、歩脚のすべてに外肢がある。第1・第2胸脚は鋏脚で、鋏の先は剛毛に覆われる。額角は比較的長く、上縁に6-20個、下縁に0-5個の鋸歯がある。このうち上縁の鋸歯は複眼より後ろには並ばず、あっても2個までである。生時の体色は半透明の緑褐色-褐色で、体側に不明瞭な斑点がある個体もいる。
本州の近畿地方から東北地方までに分布する固有種で、近畿地方から関東地方にかけてはヌマエビと分布が重複している。タイプ産地は榛名湖である。
河川・湖沼・池等の淡水域に生息する。流れが無い、または流れが緩い区域で、水草の間等に潜む。食性は雑食性で、主に藻類やデトリタスを食べる。和名の由来には諸説あるが「糠を餌にして捕えられるから」という説もある。産卵期は春-秋で、メスは交尾後に長径約0.75mm・短径約0.5mmの楕円形の卵を最多で400個ほど産卵する。卵から孵化したゾエア幼生は淡水中で成長する。淡水域のみで繁殖できるため、カワリヌマエビ属諸種 Neocaridina やスジエビ Palaemon paucidens と同様に本来の分布域でない地域に持ち込まれ、分布を広げる可能性もある。
類似種にはヌマエビ、ミゾレヌマエビ Caridina leucosticta、カワリヌマエビ属、スジエビ等がいるが、ミゾレヌマエビとミナミヌマエビは眼上棘と外肢が無いこと、スジエビは脚が長くて体に黒い横縞模様があることで区別できる。ヌマエビは同属種だが、本種より額角の鋸歯が多いこと、複眼より後ろにも鋸歯があること、本州では南部のみに分布し、海につながった河川のみに生息すること、抱卵メスの卵が小さくて多いことで区別できる。

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