伊豆沼・内沼いきもの図鑑

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カネヒラ

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生物名 カネヒラ
分類 魚類
コイ科
学名 Acheilognathus rhombeus
生息地 川・湖・沼・湿地
見られる季節
全長 12-15cm
えさ 食性は植物食に偏った雑食で、水生昆虫や甲殻類も捕食するが、主に藻類を食べる。
説明 全長12-15cmと、日本産タナゴ類としては最大。体形は著しく側扁し、体高は高い。体色は銀白色で、肩部には暗色の逆三角形状の斑紋が入る。体側面に緑色の斑紋があり、口角に1対の短い口髭がある。側線は完全で、側線鱗数は37-40である。
繁殖期になると、オスは背面が金属光沢のある黄緑色に、体側は淡い青緑色に、腹面や背鰭、尻鰭がピンク色に染まる鮮やかな婚姻色を呈する。吻端には白色の追星が生じる。メスには短い産卵管が現れる。
河川や湖沼の、水草が繁茂する流れの緩やかな場所に生息する。タナゴ類の中では遊泳力が高く移動範囲の広い種で、特に産卵期には二枚貝の豊富な水域を求めて活発に移動する。
食性は植物食に偏った雑食で、水生昆虫や甲殻類も捕食するが、主に藻類を食べる。本種が多く生息する河川の中流域では、夏季にアユと一緒に付着藻類を食む姿がみられる。
繁殖形態は卵生で、9-11月にイシガイやカタハガイ、タテボシガイ等の二枚貝に卵を産みつける。秋に産卵するタナゴ類は本種とゼニタナゴ、イタセンパラの3種であるが、このうち本種のみは春に産卵することもある。卵はタナゴ類としては丸みが強い。産卵後数日から1週間で孵化するが、仔魚はほどなく発生をほとんど停止して母貝内で越冬する。翌春4月ごろに発生を再開すると以後は急速に成長し、9mmほどの稚魚が5-6月に母貝から浮出、その年の秋には成熟する。
お役立ちメモ 日本に生息するタナゴ類では最も大型の種である。カネヒラはタナゴ属のタイプ種である。

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