シシド静電気株式会社新宮城工場様

令和3年1月21日、シシド静電気株式会社新宮城工場様（石越町南郷）を訪問し、斎藤智克工場長から事業の説明を受け、工場見学をさせていただきました。

同工場は、東京都千代田区に本社を置くシシド静電気株式会社の工場で、平成16年4月に登米郡石越町へ宮城工場を開設され、平成21年1月に現在の場所へ新宮城工場を新設移転しました。同社は、静電気機器の総合メーカーとして活躍され、製品の納入先は電子関係や半導体関係の製造メーカーをはじめ多岐に亘っています。除電、測定・計測、静電気対策などの製品を製造しており、新宮城工場では静電気除電装置を製造しています。

静電気除電装置は、高電圧を細い針に流すとコロナ放電が生じ、周りの空気がイオン化し、そのイオンを空冷ファンや圧縮エア―で帯電しているものに当てると除電される仕組みになっています。

今後も長年培ってきた確かな技術で、製造現場での静電気の除去に貢献されることを期待しております。

企業からのコメント

当社は工業用製品であります静電気除電装置の開発・設計・製造・販売を行っている会社です。一般には使用されていませんが、業界ではリーディングカンパニーとして知名度は高く高評価を頂いております。

当社の宮城工場は2004年4月に石越駅前に設計・製造工場として設置し、2009年1月に生産増強に伴い南郷新石沢前に新築増設致しました。この間リーマンショックと東日本大震災により大幅な生産減となり工場運営も危ぶまれましたが、全従業員の努力と地元の皆様のご支援ご協力により、なんとか乗り切り現在に至っています。

現在宮城工場では、この静電気除電装置の設計技術を生かし新規ビジネスへの挑戦を行っており、登米市から全国へ新しい技術を発信していきたいと日々努力しております。

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