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更新日:2012年3月8日

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縹羅紗地(はなだらしゃじ) 下がり藤紋陣羽織

縹色と呼ばれる青々とした生地に、猩々緋(しょうじょうひ)の下がり藤紋を切り嵌(は)めたこの陣羽織は、初代亘理宗根(むねもと)が大坂夏の陣に参戦し、豊臣側として活躍した武将・中川隼人(はやと)を討ち取った際の戦利品と伝えられています。
陣羽織は甲冑(かっちゅう)の上に着用するもので、最初は紙子(かみこ)や麻などの簡素なものでしたが、戦国時代になると羅紗などの高級な素材を用い、大胆なものが登場するようになりました。
博物館には、ほかに亘理宗根が着用した陣羽織なども保管されていますが、それらを見ると雨具・防寒具としての役割を超えて、戦場での存在を華やかに演出するデザインには、それぞれの武将の意気込みや気迫が感じられます。

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