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更新日:2012年3月8日

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古鹿山房扁額(中林梧竹書)

最後の佐沼城主亘理隆胤(たかたね)は明治維新後の明治25年、かつての城の近くに居を構え「古鹿山房(ころくさんぼう)」と名付けて文筆活動をおこなっていました。
隆胤の交友を物語る資料の一つに、古鹿山房の扁額(へんがく)があります。
この額は、幼くして書に親しみ「書聖」と称された中林梧竹(ごちく)の書によるものです。
梧竹は藩校の指南役を務め、廃藩置県の後には全国を巡り歩き、明治25年から28年には東北を訪れて、仙台や岩沼などに滞在しています。
中国に2度渡って書の勉強をし、ついには六朝書(北朝で発達した独自の楷書体の総称)を踏まえた書風で明治三大書家の一人とたたえられました。
県内にも作品が残されており、この資料もその一つと考えられます。

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