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更新日:2012年3月8日

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尾崎行雄書「天下誰英雄」(天下の英雄は誰か)

この書は初代東京市長であった尾崎行雄(ゆきお)によるものです。
この書には面白いエピソードが隠れています。
はじめ雅号(がごう)(本名以外につける風雅な名)を「学堂」と称していたそうですが、大同団結運動という藩閥政府を攻撃した事件を起こしたことから政府の発した保安条例(自由民権運動を弾圧するため、秘密の集会・結社を禁じた)によって東京退去を命じられ、このとき「道理が引っ込む時勢を愕(おどろ)く」と言い、愕然(がくぜん)となったことから雅号を「愕堂」に変更したと言われています。
そんな時期に戊辰の役で敗れた最後の佐沼城主、亘理隆胤(たかたね)に出会い送ったのでしょうか。
書に見える「亘理君属」の「属」とは、同じような立場の仲間という意味があり、行雄34歳の癸巳(みずのとみ)(明治26年)に書かれています。

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