【豊里町エリア】上町法印神楽

上町法印神楽は、豊里町稲荷神社の例大祭に奉納されてきた神楽で、県指定無形民俗文化財にもなっています。
稲荷神社が現在の場所に移されたのは寛文2年(1662)と伝えられており、上町法印神楽は、旧暦の9月15日に山伏の法寿院が中心となって、開拓の竣工と豊作を祈念した例祭を行った際、奉納されたものが始まりといわれています。
法印神楽は、東北地方独特のものとして出羽三山などの各地の霊山で修行する山伏などによって伝えられてきたもので、上町法印神楽もその一つと考えられています。
もともと神楽は仏教的な信仰色の濃いものでしたが、長い年月や時代の政策などにより、神道的な形となって現在に伝わっています。
上町法印神楽は、神話などを題材に舞人が「カンナギ」というせりふを、胴取りと呼ばれる太鼓打ちが神歌を唱え、それにあわせて笛が曲調を奏でます。
現在は、毎年10月の体育の日の前日に開催されている稲荷神社の例大祭に奉納されています。
施設案内
所在地 |
登米市豊里町新町10番地1 |
問い合わせ |
稲荷神社
TEL:0225-76-4578
|