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更新日:2024年3月25日

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【迫町エリア】首壇

市役所迫庁舎の北西側の高台に、葛西大崎一揆の犠牲者が祀(まつ)られている首壇があります。この一揆は、小田原の役の際に豊臣秀吉の要請に従わず参陣しなかったことを理由に、取り潰された葛西・大崎氏の旧家臣が中心となって、新領主の木村氏に対して起こしたものです。一揆勢は天正18年(1590)11月、佐沼城(鹿ヶ城)を占拠。秀吉から一揆討伐の命を受けた伊達政宗が、翌年6月末から佐沼城を攻め立て7月3日に落城しました。
城内に立てこもった侍約5百人、住民約2千人は捕らえられ、全員が斬り殺されたと伝えられています。その首が葬られた場所が首壇です。
現在の碑は大正2年(1913)7月、佐沼町の有志が建立(こんりゅう)したもの。旧暦の7月に当たる8月初めには、佐沼郷土史研究会や郷土の歴史をまちづくりにつなげる活動を行っている「つづらたもの会」のメンバーにより首壇供養が行われています。
迫地区には、政宗が陣を置いた御陣場山、食料を保管した兵粮山など、当時をしのばせる場所もあります。

施設案内

所在地 登米市迫町北方字山ノ上9番地2
問い合わせ

登米市教育委員会教育部文化財文化振興室

TEL:0220-34-2332

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