【石越町エリア】滝神社と不動明王

石越町大根沢に滝神社が鎮座しています。本尊は不動明王で、遠澤の仏師(仏像を刻む職人)、二階堂正七(しょうしち)(規慶(きけい))の作と伝えられ、市指定の文化財になっています。不動明王は不動尊やお不動様とも呼ばれ、観音様と並んで各地で信仰の厚い仏様です。また、不動明王は悪魔や煩悩を降伏させるため、怒りの形相で現れた仏様といわれ、大きな炎を背負った姿をしています。この炎で煩悩や障害を焼き払い、悪魔を降伏させて行者を守り、悟りを成就させる功徳を表しているとされています。
この社の近くに小滝があることから滝不動とも呼ばれ、現在もなお、清水が絶えることなく湧き出ています。
安置されている不動明王は高さ2.2メートルの木坐像で、明治20年ころに火災に遭って堂宇(どうう)と台座を焼失しましたが、村人たちに救い出されました。
現在でも、杉木立に囲まれた境内に大イチョウが2本そびえるこの社と静かに鎮座する不動明王は、地域の人々の心のより所であり、多くの人たちが訪れる憩いの場所ともなっています。
施設案内
所在地 |
登米市石越町東郷字大根沢59番地1 |
問い合わせ |
石越公民館
TEL:0228-34-2036
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