【南方町エリア】奥州三十三観音大嶽山興福寺

南方町大嶽山(おおだけさん)にある興福寺は、奥州三十三観音霊場第十番札所であり、地元の人からは「大嶽(おおだけ)の観音さん」と呼ばれ親しまれています。
度重なる焼失で古い記録もなく由緒は不明ですが、一説では平安時代に一帯を支配していた豪族・大武丸(おおだけまる)を807年に征夷大将軍・坂上田村麻呂が討伐。その亡きがらを葬った塚の上に観音堂を建てたのが始まりと伝えられています。
観音堂の内陣には、伊達家の紋章である「竹に雀」が施され、奥には33年に一度だけ開帳される「本尊・秘仏十一面観音菩薩」がまつられています。また、観音堂外側の板壁には、中国の「二十四孝物語」の彫り物が色鮮やかに刻まれ、休日には多くの観光客が訪れます。
そのほか、観音堂の周囲には、薬師堂、白山堂、鐘楼、六角堂などがあり、それぞれ歴史を感じさせています。
毎年4月には大嶽山春まつりが開催され、「稚児(ちご)行列」などが行われます。
施設案内
所在地 |
登米市南方町本郷大嶽18番地 |
問い合わせ |
大嶽山興福寺
TEL:0220-58-3572
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