更新日:2024年6月25日
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AED(自動体外式除細動器)とは、自動的に心電図の測定・解析を行い、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った心停止状態の傷病者に対して、電気ショックを与え、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
心臓が突然止まり意識を失うのは、心室細動(異常な心臓のふるえを起こしている状態)が原因となることが少なくありません。
その状態のときに、AEDを使用し電気ショックをかけることが必要です。
電気ショックは、異常なふるえを取り除くことができ、正常な心臓の動きに戻す役割を果たしています。
AEDは心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方のみに電気ショックを流す仕組みになっています。
電気ショックが必要な方の助かる確率は1分経過するごとに約10%ずつ低下していきます。
救急車を要請してから救急隊が到着するまでの約10分かかります。
救急隊が到着してから電気ショックをかけるよりもそばに居合わせた人がAEDを使用して
電気ショックをした方が救命の可能性が高いことが証明されているので
市民の方がAEDを使用できるようになっています。
2004年7月より、医療従事者ではない、一般市民でも使用できるようになり、病院や救急車はもちろんのこと、
学校や公共施設、スポーツ施設などの人が多く集まるところを中心に設置されています。
操作方法は音声でガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。
○AEDの電極パッド取付時の注意点など(外部サイトへリンク)
総務省消防庁のホームページに動画が公開されていますので、上記のサイトをクリックしてご視聴ください。
消防署では、市民の方や企業の依頼により、救急講習や救命講習を行っています。
訓練用の人形とAEDを使用して、心肺蘇生法とAEDの操作方法を学ぶことができますので、
最寄りの消防署や消防出張所へ問い合わせし、ぜひ講習会を受講してください。
問い合わせ先はこちらをクリック