更新日:2023年4月1日
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本市では登米市総合計画の基本理念に、市の持続的な発展を可能とするため、市民と行政の協働によるまちづくりを掲げています。この「中学生アンケート調査」は、まちづくり推進部市民協働課と、とめ市民活動プラザ(中間支援組織)の協働事業として、将来の登米市を担う中学生のまちづくりに関する考えや意見を、市全体のまちづくりや各地区の地域づくりの参考とするため、令和3年度に初めて実施しました。
同時に、本市の中学生が、このアンケート調査に取り組むことを通し、
(1)登米市の魅力や課題を再発見することで、地域を愛する心を養うこと
(2)まちづくりに対する関心を高め、地域での事業参画の起因となること
(3)社会の形成者として「自分は社会の一員である」という意識をもつこと
を目的とし実施しました。
市内中学校の全面的な協力を得て、対象者1,924名に対し回答数1,842名、回答率95.7%という非常に高い回答率となりました。中学生ならではの新鮮で、率直な意見や提案がたくさん集まり、今後新しい施策や事業、取り組みを企画していく上で、大変参考になる内容となっています。
【調査対象】 登米市立中学校 全生徒 計1,924名(令和3年4月1日現在)
【調査内容】 「登米市の未来を考える!中学生アンケート」(PDF:1,089KB)
【調査期間】 令和3年6月1日(火曜日)~6月18日(金曜日)
【調査方法】 まちづくり推進部市民協働課を通じて、各中学校へ調査を依頼。アンケート調査用紙の印刷、各校への配付・回収については、市民協働課及びとめ市民活動プラザの職員が行いました。
【集計方法】 とめ市民活動プラザで、全10校分と学校別にそれぞれ集計し、グラフ化しました。
【活用方法】 地域づくりを担う市内コミュニティ組織や市職員の研修会、コミュニティ・スクールを推進する中学校において、アンケート結果を活用していきます。
Q2.①登米市は暮らしやすいか? →「暮らしやすい」90.8%、「暮らしにくい」7%
Q2.②登米市に魅力を感じるか? →「感じる」81.5%、「感じない」16.4%
Q2.③あなたが感じる満足度と重要度は? →満足度の高い項目1位「史跡や文化財、伝統文化などが大切にされている」、2位「登米産のお米や牛肉などのブランド品がある」、3位「子ども・お年寄り・障がいのある人が大切にされている」。重要度の高い項目1位「交通事故や犯罪、災害が少なく安心である」、2位「子ども・お年寄り・障がいのある人が大切にされている」、3位「山や川、沼などの自然が大切にされている」
Q3.①登米市に住み続けたいか? →「ずっと住みたい」15.1%、「一時的に離れるが戻ってきたい」28.7%、「登米市以外のところに住みたい」35.3%、「わからない」19.0%
Q3.②登米市に「ずっと住みたい」「戻ってきたい」理由は? →「生まれ育った愛着のある地域だから」46.5%、「家族や友人が住んでいるから」37.0%、「登米市に希望する職場・職業があるから」5.3%、「家や家業をつぐため」6.4%
Q3.③「登米市以外のところに住みたい」理由は? →「親から離れ自立したい」12.8%、「都会での生活にあこがれる」31.9%、「登米市に希望する職場・職業がないから」22.4%、「違う環境で自分の力を試したい」21.6%
Q3.④将来どのような仕事をやってみたいか? →1位「まだ決まっていない」9.6%、2位「医療関係(医師・看護師など)」9.0%、3位「公務員」8.3%、4位「理容・美容・ファッション関係」7.7%、5位「教育・保育関係」7.2%…
Q3.⑤大人になったとき、登米市が今以上に「どんなまち」になっていたら良いか? →1位「買い物できる店がたくさんあり、にぎわいのあるまち」16.3%、2位「災害や犯罪などが少なく、安全で安心して暮らせるまち」12.5%、3位「自然を大切にし、環境保全に取り組むまち」9.5%…
Q4.もしあなたが登米市の市長だったら! →「少子化が進んでいるため、母親が子供を産みやすい町にしたい」「違う国の人も、違う県の人も大歓迎で、いろんな文化を大切にできる町にしたい」「自然を大切にしながら災害から住民を守るまち」「子供、お年寄りの方、障がいのある方など関係なく楽しめる大きなテーマパークを創る!」「環境問題を第一に考え、美しく住みやすいまちにしたい」など…
Q5.今後どんな活動であれば参加してみたいと思うか? →1位「まちをきれいにする活動」19.9%、2位「自然を守り花や木を植える活動」15.9%、3位「地域のイベントなどのお手伝い活動」15.5%…
本市では、平成24年3月に登米市まちづくり基本条例を制定し、協働による登米市の持続的な発展を目指した取り組みを推進しています。人口減少や少子高齢化など、地域社会を取り巻く環境が大きく変化する中、その変化と課題に対応し、登米市を住みよい地域として次の世代に引き継ぐため、市民や市民活動団体、コミュニティ組織等のまちづくりへの参加・参画の下、地域のつながりを深めながら協働によるまちづくりを進めていくことが必要です。
今回の「中学生アンケート調査」の意見や提案も、中学生たちが「当事者意識」をもち、時間をかけて真剣に考えた「アイデア」や「想い」がたくさん詰まっています。こうした一人一人の「声」を大切に、行政と市民が一つになって目指す方向へと進んでいくことができるよう、市では市民が主体的にまちづくりに参加・参画できる機会の充実やその活動を担う人材の育成に今後も努めていきます。
◆「第2回登米市地域づくりミーティング」
【期日】令和3年10月20日(水曜日)/【場所】登米市北方公民館/【参加対象】各コミュニティ組織事務局職員・集落支援員(30人)
【内容】登米市まちづくりに関する「中学生アンケート調査」結果を基に、地域づくり事業と社会教育事業の新しい事業の立案をグループワーク形式で行う。
【提案】※以下は、6つのグループで出されたアイデア(素案)です。
◆「協働によるまちづくり職員研修会」
【期日】令和3年12月22日(水曜日)/【場所】登米市消防防災センター/【参加対象】市職員(26人)
【内容】登米市まちづくりに関する「中学生アンケート調査」結果を基にグループワークを行い、次世代のまちづくりを担う子どもたちの期待に応える事業のアイデアや発想の転換などについて話し合う。
【提案】※以下は、6つのグループで出されたアイデア(素案)です。各データ内の吹き出しは、他グループの参加者から追加された意見やコメントを表しています。
◆その他(関連)
令和3年11月13日(土曜日)に市役所議場で行われた「子供議会2021」(とめ青年会議所主催)には、市内10校から選ばれた19人の中学生が市長らと議論を交わし、「市民が気軽に交流できる場所がほしい」「避難場所や防災に関する標識や看板をもっと増やすべき」など、中学生の目線から感じたことを質問しました。また、令和3年12月1日(水曜日)に米山中学校で「移動市長室」が開かれ、米山中学校の3年生71人が、「特産品のスタンプラリーを企画してはどうか」「地域と協力してごみの無いきれいな町づくりを」といった市への提言を市長に対して述べました。
お問い合わせ
登米市まちづくり推進部市民協働課
〒987-0511 登米市迫町佐沼字中江二丁目6番地1
電話番号:0220-22-2173
ファクス番号:0220-22-9164
メールアドレス:shiminkyodo@city.tome.miyagi.jp