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更新日:2023年8月14日

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柳生心眼流兵法の保存と観光資源としての活用について(令和2年1月)

ご意見・ご提案

柳生心眼流は、他県や欧米人などの多国籍外国人に対し、インパクトのある観光資源となる可能性があります。市は、このような観光資源になりうる無形文化財で古武道を習う人を増やすように、広報紙での募集や保護・育成するなどして支援し、今後の地元の魅力的な観光資源としての活用を提案します。

回答

柳生心眼流は江戸時代後期に創始され、本市でも迫町新田地区や南方町を中心に現在も伝承されています。保持団体の新田柳心館は「柳生心眼流甲冑術・甲冑柔術」として昭和56年9月25日付けで宮城県指定無形文化財に、南方町の保持団体である心武館は「柳生心眼流兵法」として平成2年10月1日付けで南方町無形文化財に指定され、合併により市指定無形文化財になっています。
保存・伝承活動の現状は、昭和59年に宮城県無形文化財の指定を受けて「柳生心眼流甲冑柔術保存会」が創立されました。昨年9月には、南方武道伝承館で「保存会創立35周年記念演武大会」が開かれました。地域の公民館などで保存・伝承活動をしている新田柳心館と心武館は、少子化や人口減少などにより会員は減少傾向にあるものの、稽古会を定期的に開催するとともに、ホームページやフェイスブックで保存・伝承活動を紹介するなど、柳生心眼流の理解を広めながら、保存・伝承に取り組んでいます。
本市としましても、市文化財保護補助金を交付するなど指定文化財の伝承活動を支援し、地域伝承文化振興方策に基づいた各団体の周知と活動の紹介、発表機会の拡充に取り組んでいます。本年度は、新田公民館主催の郷土芸能継承体験会と連携し、新田柳心館の演武を通じた柳生心眼流を「見て、知って、体験する」機会を提供します。また、市PR動画「アスリート四人衆と登米市の登米師!登米無双3トメられぬ市民の愛篇」に関連し、「登米市が誇る登米師たち」として市民16人を市ホームページで紹介しており、柳生心眼流柳心館第21代宗家・星徳一氏も柳生心眼流兵法師として紹介しています。
今後も、保存団体の活動基盤の充実に向けて情報を共有しながら連携し、さまざまな手法で柳生心眼流の紹介を継続していくことで、市内外から保存・伝承活動への見学や参加を促し、本市で受け継がれている貴重な文化財の周知拡大と振興に取り組んでまいります。

お問い合わせ

登米市教育委員会文化財文化振興室

〒987-0511 登米市迫町佐沼字内町63番地20

電話番号:0220-21-5411

ファクス番号:0220-21-5412

メールアドレス:bunkazai@city.tome.miyagi.jp

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