更新日:2023年12月7日
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市では、だれもが活き生きと暮らせる登米市男女共同参画推進条例に基づき、第4次登米市男女共同参画基本計画・行動計画を策定しており、性的少数者が差別や偏見を感じることのない環境づくりに取り組んでいます。
性の在り方には身体の性以外にもさまざまな要素があります。性を構成する要素は主に4つ(体の性別、性自認、性的指向、表現する性別)のどれか、またはいくつかの組合せで特徴づけられることが多いですが、この組合せは多様で、はっきりとどちらか一方に分けられるものでもないため、「性はグラデーション」と言われることもあります。
性の種類 | 説明 |
---|---|
身体の性 | 性染⾊体、内外性器の状態を指す |
性自認 | 自分が認識している性別 |
性的指向 | 恋愛感情などがどの性別に向いているか |
表現する性別 | 言葉や振舞い、服装などで表される社会的な性別 |
LGBTQ+とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングもしくはクィア、プラスの頭文字からなる⾔葉で性的マイノリティの総称のひとつとして使用されます。
これらのセクシュアリティは人の数だけ組み合わせは多様です。他者に恋愛感情を抱かない人をアロマンティック(Aromantic)、他者に性的に惹かれない人をアセクシュアル(asexual)、性自認を男女どちらにも当てはめないエックスジェンダー(X-gender)等、さまざまなセクシュアリティの種類があります。
性のあり方は多様で、「何種類ある」というように定義することはできません。
L | レズビアン(Lesbian) | 女性が好きな女性。 |
G | ゲイ(Gay) | 男性が好きな男性。 |
B | バイセクシュアル(Bisexual) | 男性も女性も好きになる人。 |
T | トランスジェンダー(Transgender) | 出生時に割り当てられた性(身体の性)と性自認が異なっている人。 性自認が男性、女性に二分にしない、できないエックスジェンダーも含む。 |
Q | クエスチョニング/クィア(Questioning/Queer) | クエスチョニング:自分の性のあり方について「わからない」「迷っている」「決めたくない」状態を指す。 クィア:性的マイノリティを包括する⾔葉。元々は「変わった、奇妙な」という意味で同性愛者を侮蔑する⾔葉だったものが、当事者が前向きな意味で使いだした経緯がある。 |
+ | プラス(+) | 性はとても多様であり、上記以外にもたくさんの性のあり方があることから、包括的な意味をもつ。 |
性的指向(=SexualOrientation)及び性自認(=GenderIdentity)の頭文字を取ったものであり、LGBTQ+当事者の方だけでなく、LGBTQ+当事者を含むすべての方が持つ多様な性のあり方を総称する概念です。
「出生時に割り当てられた性別(身体の性)と性自認が一致し、かつ性的指向は異性」というパターンに当てはまらない方々は、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)とも呼ばれています。
前述した「LGBTQ+」と同様に、当事者性を持つ方を指す⾔葉です。
「トランスジェンダー」と「性同一性障害」はイコールではありません。
性同一性障害とは、トランスジェンダー当事者が身体的治療であるホルモン治療や性別適合手術を希望する際の診断名として使用されてきました。
トランスジェンダーの方全員が性同一性障害の診断を受けている、または、医療行為を希望しているわけではありません。身体の性と性自認が一致していなくても、そのままの体の状態を希望する方もいます。
日本国内では診断名として「性同一性障害」が広く浸透していますが、当事者からの反対の声によって国際社会ではもはや使用されなくなってきています。
日本国内でも、令和4年1月より世界保健機関(WHO)が国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)を発行したことにより「性同一性障害」は精神疾患から削除され、新たに「性別不合(せいべつふごう)」へと変更されました。(ICD-11では性別不合を「疾病」と明確に定義付けしていません)
このことからも分かるように、今後は「性同一性障害」ではなく、「性別不合」の診断名を使用していく必要があります。
自身のセクシュアリティを他者に伝える行為を指します。
多くの当事者が「理解されなかったらどうしよう」「差別的なことを⾔われたくない」と不安な気持ちを抱えながらカミングアウトをする場合が多いです。
もしカミングアウトを受けたら最後まで本人のペースで話を傾聴し、「大事なことを話してくださってありがとうございます」と相手を尊重する姿勢を示してください。
他者のセクシュアリティを本人の許可なく第三者に伝えることを指し、絶対に行なってはいけない行為です。アウティングは本人からの信頼を失うだけではなく、本人のその後の生活や人生に大きな影響を与えかねません。
LGBTQ+当事者を理解、応援・支援し、共に偏見・差別解消を目指す人を「ALLY(アライ)」と呼びます。
LGBTQ+当事者だけではなく当事者以外の方々も行動を起こすことで、差別・偏見の減少に繋がります。
市では、登米市職員及び教職員が多様な性に関して正しく理解した上で、わたしたちの身近にLGBTQ+当事者の方がいることを前提とし、悩みや生きづらさの解消や軽減に向けて、必要な配慮や対応をとることができるよう「登米市職員・教職員のためのLGBTQ+を含む多様な性に関するハンドブック」を作成・配布し、互いが個を受けとめ合える多様な社会を目指して取り組んでいます。
登米市職員・教職員のためのLGBTQ+を含む多様な性に関するハンドブック(PDF:1,372KB)
電話番号:022-211-2570
相談日時:第2・第4火曜日(祝日・年末年始等の休日は除く)
12時から16時まで相談員が電話での相談に応じます。要望により面接相談(予約制)ができます。
電話番号:0120-279-226(宮城県・岩手県・福島県からおかけになる場合)
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相談日時:第2・第4火曜日(祝日・年末年始等の休日は除く)
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登米市市民生活部市民生活課
〒987-0446 登米市南方町新高石浦130番地
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