けいれんを起こしたら

●けいれんで怪我をしないように、落ち着いて、安全な所に子どもを移します。
●あわてずに衣類、特に首の周りをゆるくします。
●吐くことがあるので、体を横にするか、あおむけにして顔を横に向けます。
●頭部を反りぎみにして、呼吸しやすくします。
●押さえつけたり、体を揺すったり、たたいたりしないで下さい。吐き気を誘発する恐れがあります。
●危険なので、口の中に無理に物や指を入れないようにしてください。
●時計を見ながら、以下の様な発作の状態を観察、記録します。
 目つきや顔色、唇の色、手足のつっぱり方やふるえ方、脱力、特に左右差があるか、けいれんの持続時間、その後の意識の回復の様子など
●吐物、分泌物が口のまわり、鼻孔にたまっていたら、ガーゼなどで拭き取ります。
●体温を測ります。
●けいれんの後しばらく意識がボーっとしたり、眠ったりすることがあります。けいれんの後吐くこともあるので、完全に意識が戻るまでは、必ずそばにいて見てあげて下さい。
●意識が戻るまでは、口の中に飲み物や薬などを入れないでください。誤飲する可能性があります。
●指示された坐薬があれば、おしりに入れます。
●落ち着いてくれば、高熱に対して、氷枕、水タオルで、わきの下や足の付け根、首筋などを冷やします。

以下のときは、救急車を呼んで、すぐに病院へ

●けいれんが5分~10分以上続いて、止まらないとき。
●唇の紫色(チアノーゼ)が続いている。
●何度も繰り返しけいれんがおこる。
●発熱があり、けいれんを生じる前に意識障害を認めたり、けいれんが治まっても、引き続き意識障害が長引くとき。


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