更新日:2025年4月1日
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飼い主のいない猫(野良猫)による、「敷地内でふん尿をされて困っている」「自宅の敷地内で子どもを産んだ」といった、多くの苦情や相談が寄せられています。
これらの問題は、無責任なえさやりによって野良猫が繁殖したり、無責任な飼い主による捨て猫などが大きな原因となっています。
「かわいそう」や「かわいい」といった気持ちで猫の世話をすることは否定されるものではありませんが、問題となるのは無秩序で無責任な対応を取ってしまうことです。
無責任なえさやりを行うことで繁殖を繰り返し、野良猫はますます増えることになります。増えすぎた猫はふん尿や騒音といった問題を引き起こし、地域から嫌われてしまったり、交通事故にあってしまう可能性が高くなります。
なお、えさやりをしていることで飼い主としての責任を追及され、裁判に発展した事例もあります。
不幸な命を増やさないため、地域の生活環境を守るためにも、以下のことをお守りいただきますようお願いします。
猫にとっても屋外は交通事故や病気のリスクがあり、生きていくには厳しい環境です。
えさを与えるのであれば、自分で保護して飼うか、新しい飼い主を探して譲渡するようにしましょう。
野良猫に関する相談や苦情で最も多いのがふん尿の問題です。
自分の敷地にトイレを設置し、近所に迷惑がかからないようにしましょう。こまめに清掃を行い、清潔な環境を保つことが大切です。
置きえさは害虫が発生したり、悪臭の原因となるため不衛生です。
また、えさを求めて別の猫が集まることで繁殖を繰り返し、増えすぎた猫は管理することが難しくなります。
猫は繁殖力が強いため、生後半年くらいから年2回~3回妊娠し、1回に4~8匹の子猫を産みます。
適切に繁殖を制限しなければ、猫は爆発的に増加し、増えすぎた猫は管理が難しくなります。このことを「多頭飼育崩壊」と呼び、全国的にも問題となっています。
飼い主のいない不幸な猫を増やさないためにも不妊去勢手術を受けさせましょう。
TNR活動とは、野良猫をTrap(捕獲し)、Neuter(不妊去勢手術を施し)、Return(元の場所に戻す)という方法です。
効果が表れるまで時間はかかりますが、繁殖を制限することで着実に野良猫は減少していきます。また、不妊去勢を行うことで、発情に伴う問題やストレスが無くなるため、性格も穏やかになることが期待されます。その結果として、野良猫に関する近隣トラブルが減少したり、交通事故や殺処分によって死んでしまう猫を減らすことにつながります。
詳細は「適正飼育に関する啓発チラシ」(PDF:740KB)をご確認ください。
ただし、猫は飼い猫か野良猫かの判別が難しいため、TNR活動を行う際は、地域住民の方の協力と理解が必要となる点に注意が必要です。
TNR活動の補助制度として、公益社団法人宮城県獣医師会による、「飼い主のいない猫の不妊去勢事業」があります。
詳細は宮城県獣医師会のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)をご確認ください。
飼っている犬や猫は終生飼養が原則です。ペットも家族の一員ですので、責任を持って最期まで飼いましょう。
どうしてもやむをえない場合に限り、犬や猫の引取りに関するご相談は、石巻保健所獣疫薬事班にご相談ください。
犬や猫の終生飼養の推進や飼い主の安易な飼育放棄を抑制するため、不適切な理由による引き取りは拒否されることがあります。
【引き取りに関するお問い合わせ】
宮城県東部保健福祉事務所(石巻保健所)獣疫薬事班
〒986-0850石巻市あゆみ野五丁目7番地
電話番号:0225-95-1475
ファクス番号:0225-94-8982
譲渡可能な動物については、宮城県動物愛護センターの情報をご確認ください。
お問い合わせ
登米市市民生活部環境課
〒987-0446 登米市南方町新高石浦130番地
電話番号:0220-58-5553
ファクス番号:0220-58-3345
メールアドレス:kankyo@city.tome.miyagi.jp