ホーム > 市政情報 > 登米(とめ)市の概要 > 国際交流・都市間交流 > 登米市青少年海外派遣事業関係 > 令和7年度登米市青少年海外派遣事業(オーストラリアコース)の実施について
更新日:2025年12月22日
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令和7年10月22日(水曜日)から10月28日(火曜日)までの7日間、令和7年度登米市青少年海外派遣事業として実施されたオーストラリアでの海外研修に、市内在住の中高生12名が参加しました。
9月4日(木曜日)に派遣団結団式を開催し、その後、団員は全6回の事前研修に参加しました。事前研修では、旅行会社からの派遣に関する説明や担当講師やALTとの英会話レッスンのほか、現地で発表予定となっていた登米市の魅力を発信するプレゼンテーションの準備等を行いました。

海外研修では、本市と友好確認書を交わすオルドリッジ・ステイト・ハイスクールで学生たちと交流し、プレゼンテーション発表を行いました。団員たちは、事前研修の発表練習の成果を充分に発揮し、登米市の魅力を学校の皆さんに伝えることができました。また、現地の学生宅でホームステイを体験し、ホストファミリーとの生活を楽しみながら、異なる文化や価値観に触れ、国際感覚を磨く機会となりました。
ホームステイを終えた後は、シドニーへ移動し、市内研修を行いました。

フレーザーコスト市長との記念写真

プレゼンテーションの様子

ホストファミリーとの集合写真

シドニー市内研修の様子
帰国後には、全3回の事後研修を行い、研修の成果を報告書や壁新聞にまとめました。そして、令和7年12月14日(日曜日)に迫公民館で開催された令和7年度登米市国際まつりにおいて、海外研修の報告発表を行ったほか、会場内に壁新聞を掲示して、海外研修の成果を披露しました。

・最も印象に残ったのは、家族の温かみです。上手く英語が伝えられなくても、最後まで話を聞いてくれたり、私が聞き取りやすいようゆっくり話してくれたりしました。その他にも、日本についての話を親身に聞いて、少しでも不安が解消されるように、常に話しかけやすい雰囲気を作ってくれました。短いホームステイの期間でも、私を家族の一員として認めてくれました。
・ホームステイ中に、ホストファミリーに「はっと汁」を作りました。みんなで一緒にはっとを鍋に入れるのがとても楽しかったです。完成してから一緒に食べ、「おいしい!」と言ってくれたのが嬉しかったです。ホストファミリーの口に合うか不安でしたが、喜んでもらうことができ、作ってよかったと思いました。そこから、登米市の伝統を伝えることの大切さを感じました。
・初めての海外ということと、自宅以外の家に泊まることが初めてだったので、ホストファミリーに会うまでとても緊張していました。しかしながら、ホストファミリーの皆さんは、とても優しく、楽しく過ごすことができました。最も思い出に残っていることは、たくさんの人が集まってくれて、バーベキューをしたことです。バーベキューを通して、ホストファミリーとたくさんの関りが持てて、嬉しかったです。ホームステイ中には、私からお願いして海に行ったり、オーストラリアでしか食べることができないミートパイやラミントンを食べました。家族全員が私を優しく迎えてくれたおかげで、私はすごく自分に自信がつき、私の新しい居場所が増えて心が温まりました。
・私は、オーストラリアで自然や文化の多様性を体験し、多くのことを学びました。広大な自然の中で観察したカラフルな動物たちは、日本ではなかなか見られない自然な姿で、自然の多様性や生態系の面白さに気づかされました。また、現地の学校は、平屋で廊下が外にあり、整備が整って広々としており、建築物の違いも発見しました。さらに、先住民のアボリジニの歴史や文化、多国籍社会の生活に触れることで、異文化理解の大切さや多様性を尊重する姿勢を身に着けることができました。この研修での体験は、自分の視野を広げ、他者や環境を大切にする気持ちを育ててくれたと考えます。
・私がこの海外研修を通して学んだことは、行動することの大切さです。出発前は、「英語が通じなかったらどうしよう」「ホームステイ先で上手くやっていけるかな」と不安でいっぱいでしたが、実際に行動してみることで、自分で思っていたより多くのことができると気づきました。失敗を恐れずに挑戦することで、自分も少しづつ自信がついていきました。不安があっても、一歩踏み出す勇気があれば、きっと新しい発見や出会いが待っています。私にとってこの経験は、世界の広さと人との繋がりの大切さを教えてくれた、かけがえのない時間でした。
・海外研修では、英語を使う楽しさを改めて見つめなおす機会になりました。現地の人々との交流をするうえで、英語で上手く伝えられない自分の不甲斐なさや悔しさを感じた反面、自分の思いを多言語で伝えることの喜びを実感することができ、英語が好きという気持ちに自信を持てるようになりました。もちろん、もどかしさも感じましたが、それも英語学習へのモチベーションに繋がりました。他の言語で人々と話すことは、自分を大きく成長させてくれるものだと心から感じました。閉鎖的な環境で学べることは限られているため、広い世界を見て、世界に羽ばたく自分の羽を育てることは、何にも代えられない財産になると思いました。
・海外に行ったことで、自分の進路を考え直すきっかけになりました。将来は、何らかの形で英語を活かせる職に就きたいと考えます。そして、登米市と海外を繋げる架け橋となれるような人になりたいです。
・次にホストファミリーと会えた時に、さらにコミュニケーションを取れるよう、英語をたくさん勉強したいです。また、一つ一つの出来事や出会った人々など、さまざまな機会に感謝して生きていきたいと思います。
・私は、国際系の大学に進学したいと考えているので、今回の研修で得た英語力や経験を活かし、勉強に励みたいです。また、将来、海外旅行に行くときには、空港での手続きやコミュニケーションの取り方を活かし、いずれは世界一周したいです!
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