令和5年度登米市青少年海外派遣事業(アメリカコース)の実施について
令和5年10月30日(月曜日)から11月6日(月曜日)までの8日間、「令和5年度登米市青少年海外派遣事業」として実施されたアメリカでの海外研修に、市内在住の中高生8名が参加しました。アメリカへの派遣は6年ぶりの実施となり、海外研修では、本市の姉妹都市であるテキサス州サウスレイク市において、市内視察研修や学校交流、ホストファミリーとのホームステイ交流などを行いました。
令和5年9月6日に行われた派遣団結団式以降、団員は全7回の事前研修に参加しアメリカへの派遣に臨みました。事前研修では、各自が海外研修での目標を掲げ、英会話レッスンや現地で行う登米市の魅力を発信するプレゼンテーションの準備等を行いました。プレゼンテーションはサウスレイク市内のキャロルハイスクールで行い、事前研修での英会話レッスンの成果を発揮しました。そのほか、サウスレイク市内施設の見学なども行いました。
帰国後には全3回の事後研修を行い、研修の成果を報告書や壁新聞にまとめ、令和5年12月17日に迫公民館で開催された「令和5年度登米市国際まつり」において、海外研修の報告発表を行ったほか、会場内に壁新聞を掲示して参加者の方に海外研修の成果を披露しました。
海外研修及び国際まつりでの発表の様子
(左)サンフランシスコでの研修、(右)サウスレイク市長表敬訪問
(左)キャロルハイスクールでの交流、(右)歓迎会
(左)消防署を見学、(右)ホストファミリーとの交流
(左)登米市国際まつりでの発表
海外研修を体験して(派遣団員報告書から抜粋)
ホームステイを体験して
- 初めは何を言っているかほとんど聞き取れず、とまどいました。しかし、日が経つにつれて、次第にコミュニケーションがとれるようになりました。ホストファミリーはわたしを家族として受け入れてくれて、アメリカにわたしにとってのもう一つの家族ができました。もう一度会いたいと思える大切な家族です。次に会う時には、更に会話ができるように努力したいと思います。また、ホストファミリーには感謝しきれないほど感謝しています。
- ホームステイ中、さまざまな点で文化の違いを感じられ、異文化理解の面でも役に立ちました。皆で笑いあって過ごした1週間のホームステイは、かけがえのない思い出になりました。
- 初めは自分の英語が上手く伝わるか心配で、質問に答えるだけになってしまっていましたが、アメリカの方々はとても優しく、一生懸命理解してくれようとしてくれたのが伝わりました。自分も頑張って言いたいことを伝えてみようという気持ちにさせてくれ、ホストファミリーの方々と仲良くなることができました。自分の話をすると、とても嬉しそうに聞いてくれるホストファミリーの姿に心が温かくなりました。
海外研修を体験した感想・伝えたいこと
- 少し前までは全くの他人だったのに、今ではまた会いたいと思える人がたくさんできました。ホストファミリーの方々はもちろん、わたし達を支えてくれた方々、わたし達の訪問を歓迎してくれた方々、仲良くしてくれた方々など、たくさんの方々との時間がわたしにとっての宝物になりました。
- 体験することのすべてが初めてで、不安なことが多かったけれど、実際にアメリカに行ってみると本当に楽しくて、とても充実した8日間でした。特にホームステイを一番心配していましたが、ホストファミリーの方々があたたかく迎えてくださり、1番の思い出となりました。
- アメリカに行って、異なる文化や価値観に触れる面白さ、現地の人と関わる楽しさを学びました。この経験から、「将来世界中を旅して、多くの人と関わり、さまざまな国の文化に触れたい」という夢ができました。海外に行くことで、普段体験できないことを体験できます。それは、新しい夢を見つけたり、自分を磨いたりするきっかけになるかもしれません。海外に行きたいけど、行く勇気がなく迷っているという人に、「海外へ行くことは、楽しい。」と伝えたいです。
- この海外研修を通して、姉妹都市サウスレイク市の魅力を発見できたし、反対に、登米市にしかない魅力も再発見することができました。言葉や文化は違っても、両市の魅力は両市の市民が、大切にし、誇りに思うべきものだと考えました。お互いの文化を理解し、尊重して共生していくことが大切だと思います。1週間という短い期間でしたが、濃密で、かけがえのない経験ができました。自身の英語をさらに磨いて、またアメリカで過ごしたいです。