更新日:2025年3月19日
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ハンセン病に対する正しい知識の普及啓発のため、ハンセン病についての説明や東北新生園の紹介パネルの展示を行っています。
この機会にハンセン病への理解を深め、偏見や差別のない社会を作りましょう。
【令和6年度の展示】
・期間 令和6年10月23日から令和6年12月25日
・場所
南方庁舎ホール 10月23日から11月6日
イオンタウン佐沼 11月8日から11月22日
※イオンタウン佐沼は人権作文・ポスター等の展示に併せて実施
中田庁舎ホール 11月26日から12月10日
登米祝祭劇場(人権のつどい) 12月1日
迫庁舎ホール 12月13日から12月25日
イオンタウン佐沼の展示の様子
中田庁舎、南方庁舎の展示の様子
国においては、ハンセン病患者・元患者やその家族がおかれていた境遇を踏まえた人権啓発、人権教育などの普及啓発活動の強化に取り組むこととしており、特に教育現場における、ハンセン病に対する偏見や差別の解消のための適切な教育が望まれています。
本市には、全国に13か所あるハンセン病療養所施設の1つである東北新生園があり、所在市としてハンセン病のこれまでの記録を残し伝えていく責務があると考えていることから、差別の悲しい歴史を風化させることなく、後世まで語り継がれる取り組みを進めています。
小・中学校の総合的な学習において、偏見や差別のない社会の実現に向けた学びの機会の確保に取り組んでいます。「東北新生園」への訪問や、ビデオ教材等による視聴を通じて、ハンセン病等の現状や歴史を理解するとともに、人権侵害の具体的な事例を学べるよう取り組んでいます。
【東北新生園訪問の様子関連リンク】
※児童・生徒の写真等個人情報が入っておりますので、リンク先を閲覧する際は、個人情報保護に配慮いただきますようお願いします。
市内各所を掲載した「ウォーキングマップとめ」には、東北新生園内の歴史的建造物や施設をスタンプラリーで回るコースもあり、市民の皆様が気軽に東北新生園を訪れ、ハンセン病に対する正しい理解や歴史を学ぶことができる環境づくりに取り組んでいます。
スタート地点に立て看板『ウォーキングマップしんせいえん』を備え付けています。園内12箇所のポイントを順番に歩いて、リーフレットのスタンプラリー欄にスタンプを押してください。春には美しい桜を楽しみながらウォーキングができます。
スタンプラリーを希望する場合には、基本的に事前予約の必要はありませんが、5名以上で来園される時には注意事項の説明や、場合によっては日にちの変更があり得ますので、事前に連絡をお願いします。すべてのスタンプを押した方には東北新生園の正面玄関右側にある受付へ提示することで、記念品が贈呈されます。
※記念品の贈呈は、平日9時00分~17時00分のみ、夜間、休日は対応していません。
ウォーキングは気軽にはじめられる健康づくりとして、おすすめの運動です。ウォーキングを続けやすい環境づくりのため各ウォーキングコースを紹介しています。
小・中学校の学習や各種団体の研修で、ハンセン病について知りたい、学びたい場合は、活用教材DVDを貸出ししておりますので、借りたい方は健康推進課(電話番号0220-58-2116)までご予約ください。
活用教材の貸出・紹介
●ハンセン病問題を知る~元患者と家族の思い~(DVD約35分)
内容:隔離政策によって偏見や差別に苦しみながら生きてきた、ハンセン病元患者やその家族のエピソードをアニメーション化し、国立ハンセン病資料館学芸員による解説とともに収録。ハンセン病についての正しい知識や歴史、そして近年の動向など、ハンセン病に関する理解を深めるとともに偏見や差別のない社会の実現について考えるための資料です。(小学生向け)
●国立ハンセン病資料館語り部活動 平沢保治さん講演【中学生編】(DVD約30分)
内容:ハンセン病に対する正しい知識の普及啓発による偏見・差別の解消及び患者・元患者の名誉回復を図ることを目的として開館している国立ハンセン病資料館に、来館した中学生を対象に語り部活動として講演した内容を収録したものです。
●未来への虹-ぼくのおじさんは、ハンセン病-(DVD約30分)
内容:偏見や差別をなくすためには、ハンセン病に対する正しい知識を深めるとともに、ハンセン病患者・元患者が国の隔離政策によりどんなに身体的、精神的苦痛を与えられてきたかを広く社会の人たちに認識してもらうことを目的に、小学校高学年以上を対象に作られたものです。
東北新生園の入所者の方々は年々減少し、令和6年4月1日現在26人となり、平均年齢90歳と高齢化が進み、ハンセン病問題の完全解決のために残された時間は限られています。
ハンセン病問題基本法に基づき、入所者の方々が終生まで安心して生活できる環境と地域の特性や実情に即した療養所の地域開放の実現のため、東北新生園自治会が策定した「将来構想」の実現について、国、所在市町、入所者が一体的に取り組んでいく必要があります。
(委員)登米市長、登米市議会議長、医師会長、社会福祉協議会長、民生委員児童委員協議会長、新田地区コミュニティ推進協議会、宮城県保健福祉部疾病・感染症対策課、東北新生園自治会長、東北新生園長、市関係部局部長等
(進める会の審議事項)
・新生園の維持・存続に関すること
・新生園の地域開放に関すること
・ハンセン病対策の歴史に関する正しい知識の普及啓発に関すること
・その他将来構想の実現のために必要なこと
お問い合わせ
登米市市民生活部健康推進課
〒987-0446 登米市南方町新高石浦130番地
電話番号:0220-58-2116
ファクス番号:0220-58-3345
メールアドレス:kenkosuisin@city.tome.miyagi.jp