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更新日:2024年1月29日

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【第16回】小学6年生部門審査員特別賞

登米小学校/とめっこ6「未来へつなごう登米町の伝統新聞」

未来へつなごう登米町の伝統新聞

町のシンボル教育資料館

教育資料館は、明治21年に2年半の歳月をかけて完成しました。木造2階建て、平面はコの字形をしていて、正面校舎中央にバルコニー式の玄関が突き出しているのが特徴です。この校舎は、日本の建築関係者の中で、最初にヨーロッパに渡り洋風建築を学んだ大工である山添喜三郎さんが設計監督を務めました。明治21年10月に落成して、その75年後の昭和38年7月に県重要文化財に指定されました。18年後の昭和56年に明治の洋風学校を代表する建築として国の重要文化財に指定されました。中では当時の授業風景を見れたり、教科書が展示されていたりします。登米小学校6年生は、教育資料館をキレイに残していくために、毎年ボランティアで清掃活動に取り組んでいます。歴史をたくさん学べるのでぜひたくさんの人に来てほしいです。

森舞台と登米薪能

森舞台は、建設家の隈研吾さんによって設計され平成8年にホームステージとしてオープンしました。豊かな自然に囲まれている静かで落ち着く場所です。森舞台では、年に1度だけ、登米薪能という能の舞台が行われています。また、能だけでなく、音楽フェスなども開催されています。

森舞台は、2021年に放送されたドラマ「おかえりモネ」の聖地になっており、観光客が増えましたが「コロナウイルス」が流行していたせいか、観光客がどんどん減っています。森舞台は、登米の伝統「登米薪能」を受け継いでいくのに必要な舞台です。森舞台でのイベントを増やしたり、その宣伝をしていくことで、少しでも多くの人が森舞台に興味を持ってくれるようになれば、もっと登米町に笑顔があふれ、町を盛り上げることができると思います。

また、登米薪能には230年以上の歴史があり、県無形民俗文化財に指定されています。登米では、伊達家の旧家臣「大内五郎右衛門」が中心となり「登米薪能」として継承してきました、今もなお、登米謡曲会により継承されています。

みんなの登米秋まつり

登米秋まつりは、延宝3年(1675年)から始まったと伝えられています。登米の山車は「とよま型」と呼ばれる独特の手作り伝統技法と岩山と人形を基調とした伝統的な飾り付けなどの形態が受け継がれていて、大人から子どもまで幅広く楽しむことができます。

しかし、そんな秋まつりには、コロナ禍の状況で4年間の中止、人手不足という問題があり参加できない地区もありました。このような問題を解決するために、わたしたちの登米小学校では、4年生の総合的な学習の時間にお囃子の伝承を行っています。登米町の子どもたちがお囃子を知り、皆が興味を持つことで人手不足という問題点を解決し、これからも次の世代へ伝承して登米秋まつりを盛り上げていこうと思います。

復活させよう松笠風鈴

松笠風鈴は、今から約240年前、伊達藩が音色の良い風鈴を所望したことによりできました。表面がざらざらで、虫が食いつぶしたような無数の穴が開いているのが特徴です。なんと、1つ1つ職人さんの手作りのため、同じ音色は無いんです!!見る、聴く、両方楽しめて夏はもちろん、他の季節でも飽きずに使えます。松笠風鈴の独特な音色と見た目に思わず、ほっこりしてしまいます。しかし、残念なことに松笠風鈴の職人さんが年々減少しています。後継者がいないと、職人さんがいなくなり、松笠風鈴はいずれなくなってしまうでしょう。それに、昔は登米町の人なら誰でも知っていたのですが、今は大人も子どもも知らない人が多いのです。この2つの大きな課題を解決するためにはまず、職人を育てることが重要だと言えます。職人を育てるには、ワークショップなどを開いて、多くの人に知ってもらう機会を増やすことが必要です。いろんな人に松笠風鈴について知ってもらい、興味を持ってもらえば、松笠風鈴を登米町の伝統工芸品として未来に残すことができると思います。

水沢県庁

水沢県庁記念館は明治5年に着工され、当時の水沢県の県庁舎として明治8年まで使用されていました。その翌年には小学校として使用され、明治22年は裁判所に、そして現在はその歴史を伝える所となっています。しかし、教育資料館などと比べてあまり知られていません。水沢県庁は登米の伝統を守り伝えていける所です。ポスターやネットなどで宣伝して皆にもっと、知ってもらいたいです。

登米スレートを活用しよう

登米スレートとは、登米市登米町の北沢、皮装付近に分布する、二畳紀登米層の登米粘板岩から産出されています。以前は、登米町の多くの家にも使用され、全国的にも有名です。

登米小学校では、毎年このスレートを使って、祖父母と一緒に6年生がコースター作りを行っています。登米の特産品を使って、皆さんも体験してみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

登米市まちづくり推進部市民協働課

〒987-0511 登米市迫町佐沼字中江二丁目6番地1

電話番号:0220-22-2173

ファクス番号:0220-22-9164

メールアドレス:shiminkyodo@city.tome.miyagi.jp

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