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展示案内
 

常設-企画展「日本回帰・正方形」

2002年から2007年迄に制作したタイトル<正方形に捧げる>シリーズの25点の中から8点を選択して展示致しました。
 この作品はキャンバスの布地に正方形の板、アクリル系絵の具の素材で制作された、レリーフとなっております。


1970年代の佐藤 達の作品は縦縞の直線を中心とした構成で、様々な色を使ったものでした。しかし、今回の展示作品はその時代とは異なり、麻布の生キャンバスを生かす様に透明に近い色を塗り、なおかつ正方形の材木をキャンバスの上に置いています。
 それは、モノクロに近い空間の中で、キャンバスと材木の物質性を見せながら、限定された色と、線と平面によって静かな空間を作り出しています。
 敢えて言うなら、癒しの空間造りの様に。(千石英世氏の紹介文より)
 それは、パリに永く住むことによって異国文化の激突する中で生まれた、日本回帰を感じさせるような作品です。
 誰でも知っている、誰でも描ける正方形を基本にいろんな展開を感じさせる展示となっております。

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