更新日:2024年10月7日
ここから本文です。
明治21年に建てられ、昭和48年まで実際に使われていた旧登米高等尋常小学校の校舎は、現在では「教育資料館」として保存公開されており、多くの観光客が訪れる登米を代表する洋風建築です。
校舎は中庭を囲んだコの字型で、両側先端に六方と呼ばれる木のぬくもりを感じさせる昇降口、中央には玄関とベランダ風の開放的な片廊下や、欧米様式のバルコニーが配置されており、校舎全体が素木造りである中で、白いバルコニーが印象的です。
2階の教室には昔ながらの2人用児童机や、ミシン、オルガンなどが大切に保管され、また「再現教室」なども常設されています。
口ヒゲに山高帽姿の校長先生が見学者を生徒に見立てて、壇上から愉快な講義をしてくることも。
また、予約をすれば昔懐かしい昭和30年代の献立を再現した学校給食を味わうことができ、若者にも年配の方にも好評です。