更新日:2025年9月23日
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わたしたちが一般的に思い浮かべる、反りのある日本特有の形の刀剣が出現したのは、平安時代中期頃といわれています。長い歴史の中で武器として、または家の宝として遠い先祖から受け継がれてきた刀剣は、作刀当時の姿を今日にまで伝える貴重な歴史的資料であり、現在ではさらに美術品としても国内・海外ともに高い人気を誇っています。
本展では、展示を2章構成とし、それぞれ独立したテーマで刀剣を紹介します。
第1章「綾杉肌の美」では、鎌倉時代から室町時代にかけて活躍し、出羽国(現:山形県)月山を拠点とした刀工の一派である月山鍛冶の作刀の刀剣を中心に展示します。
第2章「郷土の刀匠」では、江戸時代後期に、登米郡石森村(現:登米市中田町)で活躍した刀工、雙龍子玉英作刀の刀剣を中心とした郷土刀を展示します。
本展を通して、研ぎ澄まされた刀剣の美しさと、受け継がれる刀匠たちの技術をご堪能いただければ幸いです。
2025年10月14日(火曜日)は展示替えのため、企画展を閉室します。
※本展では期間を分けて、展示刀剣類の表面を展示する期間と裏面を展示する期間を設けます。
(展示替えによる展示刀剣の変更はありません。)
【綾杉肌の美】9月13日(土曜日)~10月13日(月曜日):表側展示、10月15日(水曜日)~11月16日(日曜日)まで裏側展示
【郷土の刀匠】9月13日(土曜日)~10月13日(月曜日):裏側展示、10月15日(水曜日)~11月16日(日曜日)まで表側展示
名称 | 登米懐古館 |
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住所 | 宮城県登米市登米町寺池桜小路72-6 |
電話番号 | 0220-52-3578 |
ファックス番号 | 0220-23-7138 |
大人400円、高校生300円、小・中学生200円
9時から16時30分
【ギャラリートーク】
第一回 10月12日(日曜日) 14時~14時30分
講師:四倉俊夫氏(日本美術刀剣保存協会宮城県支部会員)
場所:登米懐古館土間ホール・企画展示室
第二回 11月2日(日曜日) 14時~14時30分
講師:佐藤一典氏(日本美術刀剣保存協会宮城県支部会長)
場所:登米懐古館土間ホール・企画展示室
※いずれも入館料のお支払いが必要です。
※当館では刀剣の鑑定等は一切行いません。
鑑定等を目的とした刀剣類の持込みは固くお断りいたします。
お問い合わせ
登米市教育委員会文化財文化振興課
〒987-0602 登米市中田町上沼字西桜場18番地
電話番号:0220-34-2332
ファクス番号:0220-34-2504
メールアドレス:bunkazai@city.tome.miyagi.jp