トップページ > 展示案内 > 収蔵作家の作品-企画展

過去の展覧会
 

企画展:「版画・視覚芸術(Hommage au Garcia-Rossi)ガルシア・ロッシ氏を讃えて」
(企画展示室3)

今回の展示は、今年9月5日、パリで他界したGarcia-Rossi氏を讃えて、彼の版画4点と、キャンバスの作品1点を同時に展示しています。彼と同じパリのギャラリー(Galerie Denise Rene)で、長く発表していた友人達と一緒に、ミュージアムのコレクションの中から、視覚芸術界の世界的代表作家である、Agam(アガム)、Cruz-Diezu(クルズ・デイエズ)、Le Parc(ル・パーク)、Soto(ソト)、Vasarely(ヴァザレ リー)の版画作品を特別展示しています。視覚芸術は、色と色のハレーションを利用したり、色の組み合わせと、時には構成によって平面が立体的に見えたり、又、鑑賞者の観る位置よって、画面が変化する様な錯覚を与えます 。心が踊る様な世界、時には、静かな闇の中に光灯す様な世界、ゆっくり、視覚アートの中で鑑賞、楽しんで頂きたいと思います。



企画展:「矩形の世界」(企画展示室2)

矩形、長方形や正方形、三角形を中心に、幾何学構成絵画の世界で、各作家がそれぞれ表現している作品、Bertrand(ベルトラン)、Bozzolini(ボゾリーニ)、Dubreuil(ドゥブルィユ)、Jonquières(ジャンキエール)、Mavropoulos(マブロプロス)、Patez(パテズ)、Popet(ポペ)、Prosi(プロジィ)、Riedl(リデル)、Steinbrenner(シタインブレネール)、Wechlin(ヴェヒリンヌ)の11名の作家、11点の作品展示です。 温かいブルーに包まれたWechlin氏の作品、黒を主体にした深みの在る静的な構成世界のSteinbrenner氏の作品、赤が画面の中心を占めているProsi氏の作品、又、同じ赤が主役のPopet氏の作品は違った雰囲気をかもし出している様です。 地を活かすか、図を活かすか、それぞれ違った構成された世界も、それぞれの作家の思いが作品に具現されているのでしょう。見る側の鑑賞者も、絵の中に入り込んで、作家の思いを、狙いを、見つけ出す事も鑑賞の楽しみでもあります。

 

企画展:「直線の世界」(企画展示室1)

今回の展示は、直線、すなわち水平線や垂直線を主に構成された作品をミュージアム・コレクションから、Bèzie(ベジィ)、Fritz(フリッズ)、Hieaux(イオー)、Lambelé(ランベレ)、Mad(マデゥ)、Orépük(オレプック)、Pahlitzsch(パーリッチ)、Strack(ストゥラック)、Vacossin(バコサン)、Weyer(ヴァイヤー)、Wörn(ヴォルヌ)氏の作品11点を展示致しました。Bezie氏の黒を主体に縦と横の重奏な作品、明るい柔らかさを感じさる縦線主体のHieaux氏、内面性の強さを感じさ黄色い縦縞のVacossin女史、水平線のWeyer氏の作品、Mad氏の細い縦横の線に幅の在る縦線とも言える明るい作品、斜めの線が入っているOrepuk氏とPahlitzsch氏の作品、それぞれ11名の作家の直線に対する考え方が違う、それで居て共通する幾何学構成アートの魂が内在させている作品を展示しました。


常設-企画展 >>