ブルス夫妻の訪問

12時5分、東北新幹線のくりこま高原駅に降りたブルス夫妻と再会したのは、パリのパレット（喫茶店）の前で立ち話して以来、ひと月ぶりのことでした。

マークは、1996年のフランス、クレルモン・フェラン（企画、ジェラルド・スリゲラ氏）でのシンポジウムでご一緒した仲間の一人でした。
その後、ポルトガル、韓国、台湾、プエルトリコ、エクアドル、アンドラと、同じ様に招待され、時には同じ画廊での企画展に参加したりと、パリで会うより外国で会うことの方が多い、不思議な尊敬する先輩であり仲間の一人でもあります。

ニューヨーク滞在中はミニマル・アート的コンセプトの強い、幾何学的な作品を制作していましたが（その時期の作品を寄贈頂いています）、現在は新しい具象的な作品を、平面、立体、野外彫刻と限りなく制作に挑んでいる素晴らしき芸術家です。
ノブコ夫人は元・舞踊家（舞道家）であり、現在、美術家として発表している芸術家夫妻です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008年8月3日　サトル