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展示案内
 

収蔵作家の作品-企画展「オブジェと模型」

 今回の展示は、モニュメント(記念碑的野外現代立体作品)を制作していている作家Fachard(フランス)、Marino Di Teana(イタリア))、Staccioli(イタリア)、Trum(ルクセンブルグ)、Mohr(ドイツ)の作品(模型作品も含む)とオブジェを中心に制作しているTschentschr(ドイツ)、Delasalle(フランス)、Pala(スペイン)Mayer-Rogge(ドイツ)の9名の作家による作品展です。10年前にミュージアムに寄贈していただいた佐藤達氏の友人、先輩の方々となります。制作当初ご高齢で現在は個人となった方もいらっしゃいます。(Fachard、Marino DiTeana、Pala)
Marino Di Teana氏(1920年生まれ)は鉄の野外彫刻家です。特にコールテン鋼を使った大作も多く、1950年代からパリを中心に世界で活躍した構成的な作家で、彼のアトリエは大変広く、息子のNicolas氏が作品の整理と管理をしています。ちなみに寄贈していただいた彼の作品のタイトルは《建築彫刻-サトル》。達氏との親交の深さが窺えます。Fachard氏(1921年生まれ)はフランスの1%(学校、病院、公的な建築を建てる際、総額の1%を使用して、建築内またはその周辺にアート作品を設置するという条例)のチャンピオンと言われていた彫刻家です。彼の野外作品の素材は石、鉄の作品が多く、今回の模型の作品はフランスで施設野外に大きな作品として設置されています。

Pala氏(1922年生まれ)は非常にシンプルなミニマル的アート作品を制作しました。金属(アルミ鋼)を使った作品が多く、その一連の作品です。

Mohr氏(1924年生まれ)はフランスの1%の仕事を多くされました。また韓国でのシンポジウムでは達氏と一緒でありました。パリの招待サロンGrands et Jeunesd' aujourd' hui では彫刻部門の審査員で達氏とは同会の幾何学構成アートの審査を長年一緒にされていました。

Taschentucher氏(1936年生まれ)はドイツ在住の立体や平面の作品を制作する作家です。Mayer-Rogge氏(1935年生まれ)はドイツ在住で、達氏とはドイツのヌールンベルグでグループ展で一緒に参加している立体作家です。

Staccioli氏(1937年生まれ)はイタリアを代表する現代作家です。達氏とはアンドラ、ポルトガル、エクアドル、プエルトリコ、台湾、韓国のシンポジウムなどでご一緒されている先輩格の仲間であります。

 Trum氏(1938年生まれ)ルクセンブルグの作家で、当ミュージアムには模型作品3点の他にドローイングなど紙に作品も保管されています。

 Delasalle氏(1962年生まれ)は白い一連のシリーズ作品を制作、発表している作家です。

収蔵作家の作品-企画展「Petits Formats」

展示作品は展示室左の壁にMauro Cappelletti、Erik Koch(2点)、正面の広い壁には左からPhilippe Morisson,Silva Bozzolini,Jean Leppien,Aurelie Nemours,Michael Warren,John Carter,右側の壁にJosef Neuhaus, Sigrid Pahlizsch,Andreas Brandt,廊下の壁にGiancarlo Caporicci,中央の台に置かれているのはJaume Rocarmora作品、今回は11名の作家で、12点の作品が展示されています。なお、Mauro Cappelletti,Erik Koch,Jaume Rocamoraの作品は、今回初めて展示する初公開の作品です。


収蔵作家の作品-企画展「Del Arco à Paris 版画コレクション展」


 ParisのDelArco出版社より寄贈されたシルク版画作品50点の内今回初公開の10点を展示いたしました。
 展示作家は、Charles Bézie,Mehdi Moutahar,Juvenal Ravelo,Réne Ugarte, Romano Zanotti
Aurelie Nemours ,Edison Parra となります。






常設展