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更新日:2024年5月29日
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生産地登米市石越町北郷長下田地区
令和元年度に調査した際、数年前までは作付していたものの、今はやめてしまい種が途絶えてしまったことがわかりました。
当時、石越町北郷の長下田地区で、長下田うりを生産していた千葉さんから「小豆の地種も持っている」というお話があり、ひょんなことから見つけることができました。この小豆は千葉さんが嫁いできた昭和20年ごろにはすでに姑が作付していて、その後千葉さんが引き継いだとのことです。
昔は大豆と一緒に作付していて、大豆を5本播いて小豆を1本播いていたそうです。小豆は間を広く取って播いたほうが発育が良いためで、「小豆と隣(隣家)は遠いほどよい」という昔からの言い伝えと一緒に教わり、守り続けていました。7月上旬に種を播き、10月下旬に収穫していました。
今も昔も、収穫した小豆はあんこの原料となっています。千葉家ではお酒を飲まない甘党の方ばかりで、あんこもちが大好物だったとのことです。5日に1日は餅をついてあんこもちにしていたそうで、この小豆は千葉家にはなくてはならない食材だったのです。
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