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更新日:2021年8月1日
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生産地登米市中田町宝江黒沼地区
中田町宝江黒沼にお住まいの高橋トシエさんが65年前に、実家の東和町嵯峨立から中田に嫁いでくる際に、両親からつぼみ菜とからし菜の種を、嫁入り道具と一緒に持たされたそうです。
種の採種と野菜作りぐらいはちゃんとできるようになれという親の思いや、秋に種をまき、春に収穫することから、それぞれお彼岸の時期を忘れないようにという教えもあったのではないかと、両親への感謝の思いでいたそうです。
高橋さんは高齢により畑仕事を引退され、平成30年度からは合同会社「木漏れ日農園」の鎌田大地さんが引き継いでつくり続けています。
つぼみ菜はやわらかく、からし菜はその名のとおり、こがらいのが特徴です。ただ、65年間も同じ畑の隣合わせで栽培していたので、それぞれ交雑してしまった可能性もあり、新たなつぼみ菜・からし菜になっていると思われます。
10月中旬に種を播きます。種を播いた後は、土をかけると芽が出ないので、土はかけないようにしています。3月から収穫した後、種採りのために残したものは5月下旬にはきれいな黄色い花を咲かせます。花が落ちたらよく干して、6月ごろに種を採ります。
収穫したつぼみ菜とからし菜は、一部は漬物にしますが、そのほとんどをおひたしにし、冷凍保存しながら食べています。とはいっても高橋さんはおじいさんとふたり暮らしなので全部は食べきれず、近所の方や、近くにある銀行の皆さんなどにおすそ分けするほうが多かったとのことです。
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