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更新日:2021年5月1日
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生産地登米市中田町石森桑代地区
中田町石森桑代にお住まいの佐藤澄子さんが40数年前に佐藤家に嫁いできたときには、姑がこのかぎまめをつくっていましたが、澄子さんに代替わりしてからもつくり続けてきました。近所で同じかぎまめをつくっていた人もいましたが、みんなやめてしまい、今では佐藤さんだけになっています。
スナップエンドウに似ていますが、風味がとても強く、個性的な味がします。スナップエンドウは白い花を咲かせますが、石森かぎまめは紫のきれいな花が咲きます。
毎年12月15日前後に種まきをします。種を播くときは、ねずみ対策として、播いた種の上に杉の葉を敷き詰め、その上に土をかけています。土は厚めに5cmぐらいかけています。
また、種はさやから出さず、さやごと播くのが特徴。発芽率があまり高くないので、多めに種を播いています。
ほとんどは味噌汁にいれて食べています。6月になり、その年初めて収穫した石森かぎまめは、畑から比較的大きめなジャガイモを採り、あぶらげなどと一緒に炊く変わりご飯を炊きます。佐藤家ではこれを「いもっこごはん」と呼んでおり、一年に一回、最初の収穫時にきまって食べているそうです。
おばあさんがこのかぎまめを作っていたのを引き継いで、何十年も当たり前のようにかぎまめを作り、種を採ってきました。今回の伝統野菜復活プロジェクトのお話をもらい、大事なことだったのかと気づきました。他の野菜は種を買って更新してますが、かぎまめだけは他の作物にない味なので、これからも地種で作り続けていきたいです。
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