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更新日:2022年2月25日

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さぬまの文化・歴史講演会(佐沼地区コミュニティ推進協議会)

~まぼろしの郷土芸能「佐沼鹿踊」の再興~

佐沼地区コミュニティ推進協議会では、令和4年2月6日日曜日に迫公民館を会場に「さぬまの文化・歴史講演会」を開催しました。講演会では佐沼鹿踊伝承会大場勘市会長による「まぼろしの郷土芸能佐沼鹿踊の再興」と題し講演が行われました。鹿踊の歴史、地域での役割、そして昭和初期に一度途絶えた鹿踊が再興するまでの活動が紹介されました。

佐沼鹿踊は、現在の佐沼、北方、新田、南方、瀬峰の一部が佐沼郷と呼ばれていた時代に10人組の鹿踊が4組あり、毎年交代で鹿ケ城にその踊りを奉納していましたが、明治維新により伊達藩の加護が受けられなくなったことなどから昭和初期には徐々に姿を消し、さらには、太平洋戦争の影響で踊り手が不足する事態となり、ついに途絶えてしまいました。その後、時代の経過とともに佐沼鹿踊復活の機運が高まり、平成8年には同じ流派の南三陸町(旧志津川)水戸辺鹿子躍保存会の指導と佐沼鹿踊後援会や地域住民から物心両面にわたる協力により再興し、翌年、佐沼鹿踊伝承会を発足しました。昔は10人1組でしたが、現在は8人1組なので「八ツ鹿踊」とも言われています。佐沼鹿踊は、平成17年4月1日に登米市無形民俗文化財に指定されています。

大場勘市会長は、「お世話になった方々に感謝し、後継者の育成に力を入れ、引き継ぎながら末永く後世に伝えていきたい」と話され、参加者からは「佐沼鹿踊が復活するまでの貴重な話や迫力ある演舞を鑑賞できた」と感想が寄せられました。

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◆佐沼鹿踊伝承会では活動を通して、一緒に練習し踊りを習得するメンバーを募集しています。小学生から大人まで興味のある方は、下記までお問い合わせください。

佐沼地区コミュニティ推進協議会事務局(迫公民館内)☎0220-22-7324

お問い合わせ

登米市教育委員会文化財文化振興課

〒987-0602 登米市中田町上沼字西桜場18番地

電話番号:0220-34-2332

ファクス番号:0220-34-2504

メールアドレス:bunkazai@city.tome.miyagi.jp

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