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更新日:2024年4月25日

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イラストレーター野家一行氏×登米市シティプロモーションポスターギャラリーページ

本市では、市内在住のイラストレーター、野家一行(のいえかずゆき)氏にデザインを依頼し、令和4年度から2か年計画で市内9地区(迫、登米、東和、中田、豊里、米山、石越、南方、津山)のイラストポスター製作を進めておりました。

9地区のポスターが完成いたしましたので、その製作秘話などを、発表順に公開いたします。

※イラストの無断転載を禁止いたします。

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インタビュー

野家一行氏にお話を伺いました。

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巷では「デートシリーズ」とも呼ばれており、大好評を博しておりますが、ときにあのカップルは、すべて同一人物という理解でよろしいですか?たまに髪型が違うので、別のカップル、もしくは浮気?などと思ってしまいましたが…

同じ人物です。

第1作から第9作まで2年間かかりましたので、絵のタッチも微妙に変わっております。

なるべく同じように描いたつもりでしたが、全然違いましたね。

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令和4年4月22日 打合せ

大変恐縮なことに、裏紙にサラサラと描いていただきました。

第1作目の「おかえり ただいま」からの1年間の出来事ではなく、数年続く2人の物語ということですね。

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令和4年4月22日の打合せの際のカップル。

女の子はメガネっ子でした。

さりげなく」、「カップル」の文字が。

全作品会心の作だとは思いますが、一番のお気に入り、力作はどれでしょうか?

石越町のあじさいは、雨の情景が良い感じに出せたかも知れません。

逆に、一番大変だった作品はどれでしょうか?

最初に描いた迫町の長沼フートピア公園です。

完成形がイメージできない中での製作でしたので、不安を抱えながら描いたのを覚えています。

イラスト自体が大変好評なのですが、特に市内の方々に人気です。野家さんの周辺でも話題になっていますか?

大変ありがたいです。

お店などで良いねと声をかけて頂く事があり、とても嬉しく思っております。

又、親戚一同が大変喜んでおりまして、親戚孝行が少しできました。

次に登米市でしたいお仕事はありますか?

ライフレビューという、高齢者が自らの人生を回想、総括、評価して、今後の人生を前向きに過ごせるようサポートする活動がありますが、それに似顔絵をミックスさせた似顔絵ライフレビューを、登米市で行ってみたいです。

私、生まれも育ちも登米市中田町加賀野です。

今回、不思議な縁を持ちまして、大好きな登米市の風景を描かせて頂く事ができました。

以後、見苦しきイラスト、お見知りおかれまして、向後万端ひきたってよろしく、お頼み申します。

イラスト製作余話

迫町×長沼フートピア公園

最初という事で、すべてが手探りの中での制作でした。

大げさにならず、サラリとしたイラストの方が、観る方々が飽きずにご覧頂けるかと思い、リーニュ・クレールのスタイルで描きました。

二人のカップルがふるさとの登米市に帰ってくるという依頼でしたので、天気の良い初夏の午後、長沼フートピア公園にピクニックへ来たというイメージで製作しました。

基本的にポスターのテキストは登米市にお任せしていますので、私は選考には加わっていません。

素敵な言葉でポスターを仕上げていただき感謝です。

線画:ピグマ(0.5mm)

彩色:コピックスケッチ、ターナーアクリルガッシュ(雲のみ)

デジタル:テキスト、飛行機雲 (コアシステム委託)

※リーニュ・クレール

陰影を用いず、均一の線で人物や風景を描き込んでいくスタイル

発表:令和4年7月13日

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登米町×伝統芸能伝承館「森舞台」

晩秋の夕暮れ、暮れ六つあたりに森舞台の能を鑑賞するという、2作目にして早くも難題がきたもんだと、頭を抱えたのを覚えています。

まずは能の演目を知るところからだと思い、登米謡曲会の太郎丸晃会長(当時)さんと、登米市観光シティプロモーション課(当時)で、森舞台にも出演されている小野寺さんに、お忙しい中ご協力をいただいて、演目「羽衣」の衣装や舞台裏などを取材させていただきました。

おかげさまで、重厚な舞台、煌びやかな衣装、全体の荘厳な雰囲気と静けさが、表現できたかなと思います。

線画:ピグマ(0.3mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、夕空(コアシステム委託)

発表:令和4年11月18日

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東和町×ユネスコ無形文化遺産「米川の水かぶり」

ユネスコ無形文化遺産にもなっている米川の水かぶり。

毎年2月の初午の日に行われますので、季節も当然厳冬です。

少し、昔話要素を入れたくて、水かぶり装束を着た男衆を少し小さめのサイズで描いています。

脈々と受け継がれてきたお祭りですので、華やかさというよりは、地元の町並みも入れながら、我が町のお祭りという純朴な雰囲気のイラストを心がけました。

それには東和中学校のジャスは必須だったかと。

3作目を製作している時から、二人のカップルが脇役で、主役は登米市の情景なのかも、と思い始め、ここからどんどん二人のイラストが、小さく、端に追いやられていきます笑

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.3mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、青空、アスファルト(コアシステム委託)

発表:令和5年1月18日

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南方町×みなみかた千本桜

第1期ポスター製作のラストは春の桜並木でした。

苦労したのは、桜のトンネルの表現と、二人をどのように配置するかでして、市道なので、二人を並ばせて歩かせると車の通行に邪魔だし、道路の外だと桜の木で見えなくなるし。

最終的に車でのドライブで落ち着きました。

道路の色はコアシステムさんにデジタルで加工してもらっていますが、ファーストヴィンテージという紙をスキャンして、画像として貼り付けています。

色を塗るよりも、アスファルトの感じが出ていて気に入っています。

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.3mm、0.5mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、青空、アスファルト(コアシステム委託)

発表:令和5年3月17日

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豊里町×鴇波洗堰(ときなみあらいぜき)

1年間で登米市内の情景を季節毎に4地区めぐったこの企画。

ありがたいことに「どうせなら旧町の9町を描きませんか」という事で企画続行。

セカンドシリーズ第1作となる作品は鴇波洗堰。

ときなみあらいぜき?

申し訳ないが行ったことないなぁと思いながら描きました。

今回は晩秋というか初冬の朝。

前回の製作から時間が空いたので、女の子の髪型を忘れてしまう始末。 苦肉の策で帽子をかぶってもらいました。

今回の空もデジタルでお願いしたのですが、浮世絵のようなグラデーションで白鳥とマッチして良い感じになりました。

線画:ピグマ(0.3mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、青空、遠山、川水(コアシステム委託)

発表:令和5年8月31日

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津山町×奥州柳津虚空藏尊

多くの人が訪れる柳津虚空藏尊の花手水をメインに描きました。

季節は冬。 昔に比べると雪が積もることが少なくなってきた感じがしますが、たまには積もらせてみるかという事で、大雪と花のコントラストで。

花のイラストが不得意なもので、画像や、図鑑を見ながら何とか描き上げました。

「最初の長沼イラストに比べて、二人がスタイリッシュになってますね」というご指摘があり、描き方を変えたつもりもなく、そんなアホなと思いながら見比べたら全然違ってました。

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絵の技術が上がったという事にしておいてください。

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.2mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、青空(コアシステム委託)

発表:令和5年11月2日

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米山町×道の駅米山×丸山権太左衛門像

もはや、「ウォーリーをさがせ」状態にまで小さくなったカップル。

米山町中津山出身の第三代横綱丸山権太左衛門象がどーんと鎮座しております。

本物の像の目は、もっと凜々しく、横綱の力強さを表現されているのですが、ポスターの雰囲気に合わせてシンプルに表現しました。

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真夏の昼間ということで、道の駅で大人気のソフトクリームを食べているイラストに。

入道雲ですが、第1作で描いた入道雲を再利用しております。

けっこうお気に入りの雲だったということで、けして手抜きではございません。

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.5mm)

彩色:コピックスケッチ、ターナーアクリルガッシュ(雲のみ)

デジタル:テキスト (コアシステム委託)

発表:令和6年3月21日

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石越町×チャチャワールドいしこしのあじさい園

そういえば、今までのポスターは晴天ばかりじゃないかという事で、ちょうど紫陽花を描くという事もあり、雨の風景を描きました。

雨の表現は、一度、黒で線を描いて、デジタルで反転しています。

遠景もデジタルで色彩を落として、ぼやかしていて、デジタルとアナログの良いところ取りのイラストに仕上がりました。

遠景にはチャチャワールドの園内が。

登米市には素晴らしい風景が広がっているなと再認識しました。

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.3mm)、無印ボールペン(雨)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、曇り空、雨(反転) (コアシステム委託)

発表:令和6年4月25日

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中田町×石ノ森章太郎ふるさと記念館光のページェント

夜景を描いた事がなかったので、一つの挑戦でもありました。

明るいと夜に見えないし、暗すぎるとそもそも絵が見えず。

色合いに注意しながらの彩色は、難しいながらも楽しい作業となりました。

イルミネーションはすべてデジタルで入れております。

テキストもイルミネーションのようにきらめいて、なかなか素敵なイラストに仕上がったように思います。

国民的漫画家でもあり、私の尊敬する石ノ森章太郎先生の記念館。 キャラクターなどはポスターには描けませんので、どこかにその雰囲気や香りを入れたいなと思い描きました。

どこか探してみてください。

線画:ゼブラジェルボールペン サラサ(0.3mm)

彩色:コピックスケッチ

デジタル:テキスト、夜空、イルミネーション (コアシステム委託)

発表:令和6年4月25日

noie_nakada

むすびに

巷では「デート」シリーズと言われ、大変嬉しいことに「ポスター貼らせてください。」とお問い合わせをいただくことがあります。

本ポスターシリーズ(B2サイズ)を掲示していただける事業所などを募集しています。

まちづくり推進課ふるさと定住係で配布しておりますので、0220-23-7331までお問い合わせください。

また、本シリーズのカップルのように、是非皆様も登米市内でデートをお楽しみください。

お問い合わせ

登米市まちづくり推進部まちづくり推進課

〒987-0511 登米市迫町佐沼字中江二丁目6番地1

電話番号:0220-23-7331

ファクス番号:0220-22-9164

メールアドレス:tome-life@city.tome.miyagi.jp

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