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更新日:2024年1月29日
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皆さんは、米川小学校で行われている「みどりの少年団」を知っていますか。
わたしたちが通っている米川小学校には「みどりの少年団」という活動があります。「みどりの少年団」は、自然との触れ合いを通して自然に親しみ、心豊かにすることを目的にしています。みどりの少年団の取り組みにはマイタケの栽培や植樹活動があります。米川小学校では、5・6年生がみどりの少年団として、活動を行っています。
マイタケの美味しい食べ方は、マイタケを使ってご飯と一緒に炊くマイタケご飯。新鮮なマイタケをそのまま使って天ぷらにしたり、バター醤油焼きにしたりします。どの食べ方でもとても美味しく食べられるのが米川のマイタケの特徴です。
みどりの少年団は、一年を通して植樹やマイタケの栽培などの活動を行います。その中でわたしたちがメインで行っている活動は、マイタケの栽培です。育てたマイタケは10月ごろに収穫し地域の皆さんに買ってもらいます。マイタケを育てるのは簡単ではありません。菌床を並べ、除草作業を行ってから収穫作業を行います。わたしたちは除草作業に一回参加しますが普段は生産森林組合職員の方が適切に管理されています。米川小学校では、5・6年生が山に行き森林組合さんに菌床の並べ方やマイタケの収穫の仕方などを教えてもらいます。そして、いよいよ販売です。マイタケは総合支所の施設などで販売していました。
植林・植樹活動は、みどりの少年団を中心として全校で行います。植樹をすることで、育った植樹が地中に根を張り、土や石をつかまえます。そのおかげで雨に流されないように、斜面につなぎとめることが出来ます。つまり、災害からわたしたちを守ってくれています。
また、森林が育つ過程で生産森林組合の方が間伐や伐採を行います。伐採した木は、机や椅子、生活に必要な「モノ」に生まれ変わりわたしたちの生活を豊かにしてくれます。「植える」→「育てる」→「使う」→「植える」のサイクルが健康な森林を継続させることにつながります。
伐採した木は、無駄なものとして処分されるわけではありません。身近なものに変身し、わたしたちの生活の中で活躍しています。
切り出された木は、丸太や角材板などに加工されることが多いです。その後、木材として家や建物、道具、紙の原料、発電の材料などに生まれ変わります。
過去三年間は感染症の影響により、米川公民館と米川小学校のみの販売となりました。以前には、中田庁舎や迫庁舎、村田製作所など市内の4~5箇所に分かれて販売を行っていました。売上に大きな影響があります。
今年度は販売数が80パック程度と例年に比べてかなり少なくなりました。(例年は800パックほど)なぜなら、問題とされている気候変動の影響で、平均気温が大幅に高くなりマイタケがうまく成長できなかったためです。収穫量がとても少なくなりました。
収穫量の減少に伴って、販売箇所が減ってしまい、米川のマイタケを認知してもらう機会が少なくなりました。販売活動や未来新聞の掲載を通して、多くの人に知ってもらいたいと思っています。
気候変動によって収穫量が減っているため、地球の環境にも目を向けていきたいです。わたしたちができることは、節電や徒歩移動による温室効果ガスの軽減。植林活動に積極的に参加して二酸化炭素を減らす取り組みに協力していきたいです。
わたしたちは、みどりの少年団の活動を知ってもらい、さらに米川のマイタケについて多くの人に発信するために新聞にまとめました。今後のみどりの少年団には、これからもこの自然豊かな森を守ってほしいです。森は、災害から暮らしを守ってくれます。自然は、育った恵みを食べたり、物として生まれ変わったり、わたしたちの生活を豊かにしてくれます。これからも米川の自然・登米の自然・宮城の自然を守っていけるように取り組んでいきたいと思います。