体位管理
傷病者に適した姿勢を保つことは、呼吸や循環機能を維持し苦痛を和らげ症状の悪化を防ぎます。
- 傷病者の希望する最も楽な体位をとる。
- 体位を強制してはいけない。
仰臥位(ぎょうがい)
- 全身の筋肉に無理を与えない
- 最も安定した自然な体位

膝屈曲位(ひざくっきょくい)
- 腹部の緊張と痛みを取る体位
- 腹痛を訴える場合に適している

腹臥位(ふくがいい)
- 腹這いで顔を横に向けた体位
- 食べ物を吐いている場合や背中にケガをしている場合に適した体位

回復体位(かいふくたいい)
- 横向きの状態で上側の腕を前に出し肘を曲げ顎を手の上に乗せて気道確保し上側の膝を曲げた体位
- 吐いた物を口から取り出し易い
- 窒息防止に有効
- 意識の無い傷病者に有効

半坐位(はんざい)
- 胸や呼吸の苦しい傷病者に適している
- 頭部のケガや、脳血管障害の傷病者に適している

坐位(ざい)
