更新日:2021年2月2日
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登米市は、環境保全米の米どころとして、全国でも有数の産地に成長しました。
平成10年ころから国で定める環境にやさしい米づくりに挑戦し、アイガモ農法などに取り組んできました。また、平成12年から、化学肥料や化学農薬を通常の半分に減らす「環境保全米」の栽培面積が増加し、平成19年には、全体の水田の76%が「環境保全米」の作付になっています。
また、農業で使った資材などの適正な処理も積極的に行い、資源のリサイクル運動や有機センターの整備など、人と環境にやさしい農業生産に取り組んでいます。
平成13年度
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第7回全国環境保型農業コンクール
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優秀賞
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南方町水稲部会
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平成17年度
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第11回全国環境保全型農業コンクール
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大賞
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有限会社板倉農産
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平成17年度
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第35回日本農業賞(集団組織の部)
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大賞
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JAみやぎ登米稲作部会連絡協議会
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平成19年度
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第13回全国環境保全型農業推進コンクール |
優秀賞
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有限会社エヌ.オー.エー |
登米市では、環境保全型農業をさらにレベルアップさせるため、平成27年度を目標とした「登米市環境保全型農業推進方針」を立て、みんなで進めています。主なものをご紹介します。
環境保全型農業のエキスパートであるエコファーマーの人数を現在の1,509人から5,000人へ増やすことを目指します。
畜産も盛んな登米市では、市内7ヶ所に「有機センター」を設置し、品質の良いたい肥づくりをすすめています。この栄養たっぷりのたい肥を全体の95%の水田に入れることを目標にします。
水田へのたい肥散布の様子
なるべく農薬を使わない病害虫防除や除草をすすめます。そのため、天敵やフェロモン剤を使った防除、アイガモや機械による除草などを一層にすすめます。
環境保全米発祥の地である登米市では、「環境保全型農業へのあくなき挑戦」を掲げ、環境保全型農業の園芸品目への拡大やGAP(注:農業生産工程管理)の導入など、この取り組みをさらに進め、全国的な認知が期待できる品目を戦略的に選定した上で、認証を行い、“安全・安心”な“本物の食財”を提供する産地としての魅力を高めていきます。
米、大豆、きゅうり、トマト、なす、そらまめ、ほうれんそう、キャベツ、にら、にんにく、いちご、りんご、きく、ストック、トルコギキョウについて、環境にやさしい栽培の基準を守った取り組みを広げ、定着を目指していきます。
「登米ブランド」のロゴマーク
登米市西部には、国際的に重要なラムサール条約指定登録湿地の「伊豆沼・内沼」があり、貴重な水鳥の生息地となっています。
地域規模から地球環境までの環境保全を考え、条例、計画を制定・策定しました。より良い環境の保護・創造のためのさまざまな施策を展開しています。
伊豆沼の白鳥
毎年9月3日を環境の日と定め、市民一体となってイベントなどを行います。また、キャラクターを使って環境保護をアピールしています。
環境キャラクターの
“トメル君”と“オトメちゃん”
家庭の天ぷら油などの廃油を燃料にした環境にやさしいバスを運行しています。
バイオ燃料で走行する市民バス
お問い合わせ
登米市産業経済部農林振興課
〒987-0602 登米市中田町上沼字西桜場18番地
電話番号:0220-34-2709
ファクス番号:0220-34-2802
メールアドレス:norinshinko@city.tome.miyagi.jp