佐沼城跡出土遺物 ①

江戸時代 

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 佐沼城跡は、登米市迫町にある古墳時代前期及び平安時代の集落、中世~近世の城館跡の複合遺跡となっています。

 近世(江戸時代)のものとしては掘立柱建物跡14棟以上、柱穴列13条、井戸跡21基、土壙26基、溝跡7条、池跡2ヵ所、焼土遺構2基などが見つかり、出土品としては陶磁器類、金属製品、石製品、木製品など多種多様なものが確認されています。佐沼城跡の遺構、出土品は地方に住む武士たちの生活様式を知るうえで貴重な資料となっています。
 江戸時代の絵図で調査地点を確認してみると佐沼城の三の丸地区にあたり、上級家臣の武家屋敷2軒にまたがっていることがわかります。



     
                       佐沼城空撮

       
             佐沼城要害絵図部分(一部加筆 宝暦年間)

 
                    江戸時代の出土品