お札箱(三峯山)
江戸時代後期~明治時代頃
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 津山町大柳津の個人宅から収集された資料で、狼像のある三峯山のお札が収められています。三峯山は、埼玉県秩父市にある三峯神社のことで、同社は狼を神様の使い(御眷属)としています。

狼は古くから大口真神(おおぐちのまがみ)、山の神の眷属、おいぬ様として信仰されてきました。そのご利益は火防、盗難除け、山仕事の安全、猪鹿除けで、頭骨や牙には、魔よけや病気治癒の効果があると信じられていました。

登米地方にはこの資料のほかにも狼に関するお札や記録が残されています。