縄文人骨

青島貝塚出土 縄文時代中期後葉 
登米市教育委員会蔵

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 青島貝塚は、登米市南方町にある縄文時代前期から後期にかけての遺跡です。この遺跡は明治時代から発掘が行われ、平成までの調査で計26体の縄文人骨が発見されています。全体の6割を熟年層(4059)が占めており、青島貝塚に居住する縄文人の寿命がこの近辺にあったと考えられます。
 この資料は昭和44年(1969)の調査で発見され、熟年の男性と報告されています。注目されるのは左第二切歯がないことです。意図的に歯を抜く「抜歯」が行われた可能性が指摘されています。