雛箱

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 雛箱は棟上げの際、棟梁が棟裏や柱の上部に打ち付ける家屋守護の神様です。箱の中にはオヒナサマと呼ばれる紙でできた男女の人形とともに、櫛やかんざしなども入れられました。
 

 本資料は、仙北鉄道登米駅舎に設置されていたものです。駅舎は2008年に解体されてしまいましたが、その際に収集し、博物館で保存しています。箱の中には、棟札と男女の一対の人形が収められています。なお、棟札裏面には「大正九年十一月十四日建立」と記されています。


  雛箱


                        登米駅(昭和30年代)