伊達慶邦和歌「こころだに」
明治時代
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 江戸時代最後の仙台藩主伊達慶邦(1825-1874)の和歌で、佐沼亘理家の解釈では戊辰戦争時のことを回想し、詠んだものとされています。
 慶邦は17歳で藩主を継ぐと、疲弊した藩財政の建て直しを図った人物です。戊辰戦争では、米沢藩とともに会津藩救済を画策するも果たせず、仙台藩は奥羽越列藩同盟の中心的役割を果たしました。戦後は隠居し、「楽山」と称し、明治7年(1874)に50歳で亡くなりました。


         

     「こころだに 我ままならぬ 世の中に 人のそむくは とがならばこそ」