登米ブランドとは

登米市の農業

東北を代表する農産物の供給地帯

宮城県登米市は宮城県の北東部に位置し、市のほぼ中央を迫川、東側を雄大な北上川が貫流し、肥沃な登米耕土を形成しています。内陸性気候で降雪が少なく、東北地方でも大変穏やかな気候で、ラムサール条約指定登録湿地の伊豆沼・内沼には白鳥やガンなどの渡り鳥が訪れる「水の里」でもあります。

そして、登米市の農業産出額は317億円(平成26年度・市独自集計)にのぼり、東北を代表する食料供給地帯となっています。

登米市は平坦な穀倉地帯で古くから米づくりが盛んにおこなわれており、米づくりの副産物である稲わらやもみ殻を畜産に活用する“耕畜連携”の先進地でもあります。

また、和牛の産地としても知られており、仙台牛の生産については約4割が登米地域の牛です。養豚も盛んで県内一の産出額を誇ります。

園芸においては、キャベツ・きゅうりが国の指定産地の指定を受けているほか、にら、なす、にんにく、リンゴなども県内有数の産地として知られています。

登米市の野菜
米づくりは伊達の時代から

米づくりの歴史は古く、藩政時代にさかのぼり、伊達藩が湿地帯の開墾を奨励し作付面積が拡大し、北上川や迫川の海運を利用し石巻港から江戸に多くの米を供給していました。江戸に米が登ることから「登米」という地域が残ったと言われ、他にも「米山」「米川」「米谷」など米に由来する地名が多く残っています。

登米市の米

現在では県内でも随一の米生産量を誇り、登米市産「ひとめぼれ」は、財団法人日本穀物検定協会の米の食味ランキングでは最高の「特A」を平成15年から平成27年まで連続で受賞しています。

登米市は環境保全米発祥の地

環境保全米(特別栽培米)は環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料の使用量を半分以下に減らし、農家の皆さんが大切に育てたお米です。登米市にあるみやぎ登米農業協同組合では、地域全体で環境保全米づくりに取り組むという、一見、不可能にも思われることを実現させ、今では管内の水稲作付面積のうち80%以上で環境保全米を作付しています。米が実る田んぼは水を通じて周囲の自然環境や田んぼ同士でつながっているため、特定の地域だけの「点」の取り組みではなく、市全体となる「面」で取り組むことで、初めて環境保全に繋がると考えるからです。やがてこの取り組みは宮城県全域に広がっていきましたが、いち早く取り組んだ登米市は環境保全米の「パイオニア」です。

資源循環型農業の確立

登米市の和牛生産は全国で8位、東北随一を誇り、仙台牛をはじめ生産者が手塩にかけた肉牛がたくさん生産されています。この和牛のえさ等に利用されるのが、環境保全米の水田から生まれる稲わらです。そして市内に7カ所ある有機センターにおいて、和牛の排せつ物から有機質肥料を生産し、水田に堆肥として散布し還元しています。こうした耕畜連携の取組による資源循環型農業が登米市全域で行われています

資源循環型農業の確立

登米ブランド認証制度とは

環境循環農場「登米市」

環境保全型農業と資源循環型農業を同時に実現させている登米市は、まさに日本を代表する「環境循環農場」。その登米市の農家が手間を惜しまず、除草等にこれまで以上の労力がかかる取組みを行っているのは、消費者の皆様や未来を担う子供たちの健康を考え、「安全・安心」なものをお届けしたいという思いから。登米市ではこの取り組みを米作りだけではなく、他の農産物でも取組むことで、環境保全型農業のさらなる進化・高度化を目指しています。

登米ブランド認証品

こうした環境保全型農業により生産された作物を厳選し、出荷基準や品質管理にもこだわったものを、新たな「登米ブランド認証品」として認証する仕組みを立ち上げました
 
新たな登米ブランドでは認証品目を絞り込んでおり、米、野菜、肉類、農産物加工品、木工芸品のうち、県域を越えた流通を行っていたり、県内でもトップクラスの出荷量を誇る品目、いわゆる“登米の名物”を戦略品目として選定しています。

この中から、環境保全型農業の取組(有機JAS、環境保全米、県認証、エコファーマーの認証)や品質・出荷管理(GAP(基礎GAP、JGAP)、トレーサビリティの確保、出荷基準の設定、遵守等)に係る認証基準を定め、この取組を行っている生産者の申請されたものを認証する仕組みとなっています。

このような厳しい基準をクリアし「環境循環農場」登米市で生産され、「安全・安心の印」「品質管理の証」を持った登米ブランド品を、全国の消費者の皆様にお届けします。

登米ブランドのロゴ
対象品目(戦略品目)一覧
区 分 戦略品目 選定理由等
ひとめぼれ、ササニシキ ・環境保全米発祥の地であり、生産量が県内一
野菜・果樹 キャベツ ・県内生産量1位の品目  →キャベツ、きゅうり、にら ※キャベツ、きゅうりは国の指定産地 ・県内生産量2位の品目 →なす
きゅうり
にら
なす
肉 類 牛肉(黒毛和種)(仙台牛等) ・出荷量県内1位であり、市場の評価も高い市内の銘柄牛と銘柄豚
豚肉(宮城野豚(ミヤギノポーク)等)
農産物 加工品 ハム・ソーセージ類 ・県内上位の生産量を誇る米、畜産物、大豆、麦を主原料とした加工品を選定
大豆加工品 (味噌、醤油)
日本酒
油麩
木工芸品 ・津山を中心とした木工芸品の芸術性の高さ、独自性

登米地域認証品とは

平成19年度からスタートした初代の登米ブランド制度を引き継ぐ形で登米市内に生産された「農林産物」及び「農林産加工品」のうち、環境への配慮など一定の基準に合致しているものを「登米地域認証品」として認証しています。

登米ブランドの一階部分に当たり、加工クラブの皆さんなどを中心に応援する仕組みで、以下のこだわりを持っています。

1. 地域へのこだわり
登米市で生産された農林産物及び登米市産の原材料を使用した農林産加工品です。
2. 商品へのこだわり
生産の方法などにこだわりを持っています。
3. 消費者へのこだわり
生産者の顔が見え、消費者から信頼される取り組みを行っています。
店舗での販売実績があり、消費者の声は良好です。
4. 信頼へのこだわり
適正な表示を行っており、分かりやすい表示に努めています。
環境に配慮した生産活動を行っています。

登米ブランドのロゴマーク

安全・安心の証

登米ブランド認証制度を立ち上げるにあたり、登米ブランド認証品のロゴマークを製作しました。このロゴマークは、登米市迫町新田出身で仙台市在住のデザイナー、千葉英雄氏に作成していただきました。千葉氏は通常のデザインのほか切り絵を得意としており、仙台市内やふるさとである登米市内でも切り絵の展覧会等を開催しています。そこで登米ブランドのロゴマークも「こだわりの作品」という意味を込めて、切り絵で制作していただきました。

お忙しいところ作成いただいた千葉氏には、布施市長が自宅を訪問し、感謝状と記念品を贈呈しております。

感謝状贈呈