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子育てヒント集(その50) 登校刺激を与えるなと言うけれど 不登校の子どもたちが、どこの学校にも見られるようになりました。そこでこの問題の解決のために、スクールカウンセラーなどが配置されるようになり、その対応に懸命になっています。 その中で、気になって仕方がないのが「不登校児童・生徒には登校刺激を与えるな。」という言葉です。教師は、講習会やスクールカウンセラーで、「子どもが登校したいと思うまで待て。」という指導を受けていますから、家庭訪問も電話訪問も控えがちになります。つまり、数週間で子どもは学校との関わりを断ってしまいます。 しかし、不登校の子ども全員が、刺激を与えてはならないほど心を病んでいるのでしょうか。私は精神科医でもカウンセラーでもないのですが、子どもたちと接していて直感的に感じることは、不登校の子どもたちの半数は、怠学による不登校のように思えてならないのです。そして、不登校の子どもたちは怠学による不登校、心因性の神経症(自律神経失調症等)、精神分裂病の3つに大きく分けられるような気がします。 精神分裂病の子どもはきわめて少ないですし、医師の指導のもとに育てることになりますから、不登校の子どもとしての扱いの範囲を超えるものと思われます。 心因性の神経症の子どもは、登校できない原因がありますから、カウンセラーや精神科医に相談したり、教師との相談も必要でしょう。残り多くの不登校の子どもは怠学によるものですから、登校を促すように強く働き掛けることが肝要と思います。 最近、強制的に登校させることは子どもの権利を阻害しているということで、フリー・スクールへの通学や自宅での大学受験資格検定準備が、不登校の子どもの受け皿として増加の傾向にありますが、このことは、かつて言われた過干渉・過保護の延長上にあるように思えてならないのです。 つまり、不登校という事態にうろたえて、あまりに子どもの立場に立ち過ぎ、学校は行きたいのなら行けばよいし、そうでなければ行かなくてもよいという、子どもをどのように育てるかという命題から目を背けている現状を、嘆かざるを得ないのです。 怠学や心因性の神経症による不登校は、教師や親の指導の欠陥によるものが多いという受け止め方をして、自分たちがその解決の最前線にいるという気構えで子育てに当たってほしいものです。 どの子も学校に行きたい、みんなと仲よくしたいと思っているのですから…。 |