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登米市では、今年3月に環境基本条例を制定し、この4月から施行しました。
条例に掲げた基本理念は、「地域環境の保全と創造」、「持続可能な社会の形成」、「地球環境保全の推進」の3つ。この中から「地球環境保全の推進」の一環として取り組んでいる、登米市の地球温暖化対策について紹介します。
<今や待ったなしの地球温暖化対策>
今年2月にまとめられた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)作業部会報告書」によりますと、人間が排出する二酸化炭素などの影響で地球の温暖化が進み、このまま石油などの化石燃料を使い続けると、今世紀末には平均気温が約4℃上昇すると予測されています。これによって、海面が今よりも60cmほど上昇し、北極の氷が夏には消滅するほか、干ばつ地域が拡大し、台風の威力が強烈化するなど、これまで人類が経験したことのない様々な悪影響が心配されています。
こうした地球の温暖化に対して、人類が一丸となって立ち向かおうと、世界中で地球温暖化対策が本格化しています。1997年に採択された「京都議定書」では、各国の温室効果ガスの削減目標が定められ、日本は2008年から2012年までの5年間の平均で1990年よりも温室効果ガスの排出量を6%削減しなければならないことになっています。
目標達成の期限が間近に迫る中、現在のところ、国内の温室効果ガス排出量は逆に8%ほど増えた状態であり、今や国を挙げた待ったなしの取り組みが求められています。
<大気中の二酸化を減らそう>
地球温暖化の大きな原因の1つは、石油などを消費した時に放出される二酸化炭素が大気中に増えすぎたことだと言われています。そのため、地球温暖化対策は、二酸化炭素の排出量を減らすことと、大気中の二酸化炭素の吸収を進めることの2つが大きな決め手となっています。
<市民と協働で新エネ・省エネを>
登米市で二酸化炭素排出量を減らす対策は,新エネルギーの導入と省エネルギーの推進の2つが柱となっています。新しく建設する公共施設には,太陽光発電装置などを取り入れるほか、省エネルギー仕様での設計を行っていく方針です。このほか、市民の皆さんの協力をいただきながら,廃食油から再生したバイオ・ディーゼル燃料を市民バスに活用して軽油消費量(年間6万9千リットル)を減らすなど、バイオ燃料の積極的な導入を進めています。また、市役所から率先して省エネルギーを推進するため、近く地球温暖化対策率先実行計画を定め、環境マネジメントシステムを導入するなどの準備も進めています。
二酸化炭素の排出を減らすためには、一人ひとりが日常生活の中で省エネルギーに努めることが最も重要な鍵をにぎっています。冷暖房の使用を控えたり、電気や水道、ガスをこまめに切って無駄な使用を減らすだけでもかなりの効果があります。また、ビニールやプラスチック製品なども石油から作られていますので、使う量を減らせばそれだけ省エネルギーにつながります。レジ袋を例にすると、一人が買い物の際に受け取る枚数は、年間平均260枚に達しており,これは石油4.3リットル分に相当します。つまり、市全体では年間約38万リットルの石油を燃やしているのと同じ計算になります。買い物の際にはマイバッグ(自分の買い物袋)やマイバスケット(自分の買い物カゴ)を用意し、レジ袋の削減に努めましょう。

減らそう!レジ袋マイバッグ運動実施中
<一人一本木を植えよう>
大気中の二酸化炭素は樹木が成長する際に吸収されるので、登米市では森林整備や緑化に努めるなど、二酸化炭素の吸収対策にも力を入れています。また、身近なところに木を植えることは、誰もができる立派な地球温暖化対策です。登米市民がみんなで一人一本木を植えれば約30haの山に植林するのと同じ効果があり、これは市民みんなで石油を年間約8万2千リットル(一本当たり約0.9リットル)節約するのと同じ効果があります。ご家族そろって庭に木を植えて大事に育ててみませんか。

<市役所ではクールビズ実施中>
登米市では,地球温暖化対策の一環で、6月から9月まで「クールビズ」を推進しています。期間中は、暑い日には職員もノーネクタイ、上着なしで勤務しておりますので御理解を願います。市民の皆さんも、夏は涼しい服装で冷房の設定温度を28℃以上にするよう御協力ください。

<9月13日は「登米市民環境の日」>
登米市環境基本条例では、1985年9月13日に伊豆沼・内沼がラムサール条約に指定登録されたのを記念して、9月13日を「登米市民環境の日」と定めました。市では、9月13日に登米市民環境の日制定記念式典を行うほか、その前後で環境保全への理解を深めるためのさまざまな行事を予定しています。
また、一斉清掃や自然観察会、宮城教育大と連携した環境教育指導者研修会などにも力を入れていく計画ですので、ぜひこれらの行事に参加して、力を合わせて登米市の豊かな環境を次の世代に伝えていきましょう。

登米市環境キャラクター「トメル君」、「オトメちゃん」は,営利・非営利を問わず、市民や市内の事業者が環境保全活動のシンボルとして使用したり、環境負荷の低減に役立つ商品の表示などに使用することができます。
使用に当たっては、手続きが必要ですので、下記により市民生活部環境課宛に申請してください。
トメル君 オトメちゃん
登米市環境キャラクターの使用に関する要綱 (PDF24KB)
市民生活部環境課(電話:0220-58-5553)