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更新日:2024年3月25日

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【南方町エリア】踊念仏の石碑

踊念仏の石碑は、南方の板倉地区に建つ高さ102センチの自然石の石碑で、石面には、「30人余りの人が死者の成仏と極楽での楽しい生活を願い、48日間集団で踊り念仏を唱えた」という意味の文字が刻まれています。
踊念仏は、鎌倉時代中期の僧で浄土教の時宗開祖、一遍上人(いっぺんしょうにん)が行った布教の方法で、太鼓やかねなどを打ち鳴らし、踊りながら念仏や教えを唱えるものです。その起源は平安時代中期にあるといわれ、盆踊りや歌舞伎踊りなどにも大きな影響を与えました。
一遍は各地を巡り布教を続け、踊念仏で死者の魂の鎮魂や供養をし、浄土教の庶民化に尽くした人物です。
建立は鎌倉時代の正安2年(1300)に行われ、時宗成立初期のものといわれています。県内各地に時宗の寺院や遺跡は多く存在しますが、その多くは南北朝や室町、戦国時代のもので、この石碑は一遍が奥州で浄土教を広めた様子が刻まれている、貴重な歴史的資料となっています。

施設案内

所在地 登米市南方町板倉地内
問い合わせ

登米市教育委員会教育部文化財文化振興室

TEL:0220-34-2332

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