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今日、わが国の医療は高度化・専門化、人口の少子高齢化が進展しており、国民医療費が30兆円を超えるようになった。この様な状況に対して国民皆保険を維持しつつ、安心・安全な医療を提供するためにたび重なる医療制度改革が行われている。しかし、地域医療の現場では、医師不足等、診療報酬の削減による病院経営の悪化や病院閉鎖等の大きな問題をかかえている。
今回の検討においては、時間的な制約等もあり長期的な展望について具体的な形としてとりまとめることができなかった。短期的な対策については、医師不足のために診療体制の維持が困難であることから,診療体制の維持が重要であり、そのために市立病院を可及的に再編することが必要である。委員会では、その具体的な方法として、新しい中核病院の建設という案を退け、佐沼病院の拡充整備が現実的であると結論づけた。今後、市立病院の再編を進めるに当たっては、詳細な検討を行うとともに、その必要性について住民に説明を行い、理解を得ることが重要である。
また、登米市において今後も安定的に医療を提供するためには、長期的な展望を明らかにし、施策を講じる必要がある。今後とも国及び県の医療体制との整合性を図りながら、平成19年度以降においても新たな検討委員会(地域医療体制検討委員会(仮称))を設置し、継続して検討していく必要がある。