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トップ > 地域医療福祉システム検討委員会報告書 > 委員の主な意見

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委員の主な意見

1.検討委員会の意見

(1)耐震診断等

  • 耐震対策が必要な病床が、佐沼病院,登米病院,米谷病院にあり、地震が来て使えなくなったらどうするのかという切羽詰まった状況である。耐震工事をした際、入院患者をどうするかの問題もある。
  • 耐震診断結果も出ており、建て替えるのか、新築するのか、耐震補強をしてから考えるのか早急に決めたい。
  • 市立病院の耐震対策を付け刃的に実施しても、老朽化している施設なので、金を掛ける意味がなく、新しく建設した方が良い。
  • 今は耐震診断を踏まえて、佐沼病院の敷地内に病棟を建てるのが早く、設備もあるので格安で出来るだろう。

(2)登米市の地域医療

  • 宮城県は市町村が独自に頑張った結果、非常に小さな病院が多い。
  • 登米市内に5病院存在するのは歴史的に考えると村長、町長が住民の苦難を考えて病院を設置した結果である。
  • 豊里病院は、療養を取り入れ、隣に老健も作り、地域にとってはとても良い運営方法をしている。

(3)医師不足

  • 新しい病院を建設しても、医師が来なくて大変になっている病院が全国どこにでもある。
  • 大学に医師派遣を要請されても、日本中どこも医師不足で派遣できない状況である。
  • 市立病院の医師が不足しているため当直の負担が過重であり、大学の応援なしでは出来ない。
  • 佐沼病院で5月から小児科の入院を止めたので、その影響が石巻に出ている。
  • 夜間の救急患者をみて翌日も診療なので、医師は当直をやりたがらない。大学から土日の応援をもらわないとやっていけない。
  • 医師不足ではなく、医師偏在である。女性医師が増加して育児などに配慮した対策も必要。
  • 登米市立の5病院の医師を集めれば、短期的には何とかしのげるのでは。

(4)住民への周知

  • 5病院の統合について住民、議会はどの程度知っているのか。
  • 5病院の統合についてはほぼ合意が出来上がっているという話だが、どの部署でどのように決められたのか。そこに住んでいる人なのか。
  • 市民から同意があって、病院を新たに造るか、造り直すかとの話ならば、かなりシンプルになる。

(5)アクセス

  • 集約化するとその病院に行くまでの時間が掛かることになるので、利便性が失われる。例えば花山から瀬峰まで患者が来るかと言えば疑問だ。交通網も考慮して医療圏を考えないといけない。
  • 広い地域をカバーする病院となると、高齢者にとっては交通費も掛かるし、住民の利便性を考えるとどうかと思う。
  • バス路線図にもあるように、広い範囲からどうやって病院へ運ぶか考えなければならない。広い地域での医療圏をどうしたら良いか研究して欲しい。
  • デマンド交通方式をやっている所もある。

(6)マグネットホスピタル

  • 医師が集まる規模は500床であり、人口規模で考えると20万近くである。
  • 登米市は9万人だから300床で、それに見合った経営が出来るかということと、若い医師が自分の技量を磨くためにやってくるかということとが問題である。
  • 大崎市でうまくいっている理由は、人口が20万人を超えるからである。仙南も19万人位で大きな病院を経営する適応サイズである。
  • 新潟県では、医療圏の統合を20万人単位で考えている。
  • 人口20万人に500床の病院だと、合併により地域が広がっているのに加えて、さらに大きい地域となるので、住民感情からして自分たちの病院とは思えなくなる。
  • 岩手県境で開業しているが、患者は地元が半数、3割は岩手県である。住民にとって医療圏の人口だけで切り捨てられるのは問題がある。
  • マグネットホスピタルは今すぐではなく、市立病院の新築・改築に対峙するものではない。
  • マグネットホスピタルは、この圏域だけでは持てないので、相手を探して協議してやらないといけない。
  • 300床で医師が集まれば議論はしない。医師が揃っても赤字は出るが幅はかなり小さくなると思う。そこを目指して医師が集まる病院にして欲しい。ただ500床だと殆どの診療科は揃い、研修医が毎年10人は来る。
  • 市の身の丈に合った病院は分かるが、ここは地の利を得ていないし、医師は来たいと思うだろうか。忙しいだけの病院になるのでは。
  • 不便なところでも例はある。大曲は4,5万人しかないが400床で立派にやっている。
  • マグネットホスピタルは、栗原でも登米でも否定されるが、誰かが言わなければと思っている。

(7)医療計画等

  • 登米市は人口9万人で医療圏として完結していけるのか。
  • 登米市が医療圏としてやっていけるのか。近々に来る医師不足に備え、近隣の医療圏も含めた協議を早期に着手すべき
  • 県の地域医療保健計画は平成15年に作成していて、平成20年の見直しに向けて作業を進めている。医療圏をどうしていくのか、実態調査を基に検討する。
  • 一つの医療圏で、ある程度急性期から慢性期まで完結できる体制を設定することも課題である。
  • 大学と地方が一緒になり、研究と臨床を別個にせず、家庭環境も考慮して、医師を育てるシステムを作らないといけない。
  • 新潟では県が主導して医療圏を見直している。栗原や登米の現状は県に直言している。
  • 県は医療計画を見直しする際は、地域の声を充分聞いて欲しい。
  • 栗原や石巻と協議の輪を広げて共通の認識を持つ。

(8)その他

  • 救急患者が市内の病院で対応できるよう要望する。
  • 昔の医師と今の若い医師では労働時間に対する認識が変わって来ている。
  • 若い医師に行く病院を命令出来る時代ではない。医師の方を理解してやらなければいけない。
  • 大崎市民病院は、産科の集約化で常勤医師が増加したが、ベッド数は変わらないので、お産の数は増えていないとのこと。
  • 5病院が赤字を重ね、佐沼病院で小児科産婦人科の医師がいなくなったなどの問題をみて大変だと実感している。
  • 舞鶴市民病院が教育に力を入れ、若い人が集まったが、赤字が出て医師が止め、殆ど閉院状態になった。

2.作業部会の意見

  • 医師不足と老朽化で病床を減らしたい。医師も高齢化しており今の状態で今後もやっていけるかは難しい。
  • 当直医師がいなくてもいいように、診療所への移行も仕方ない。
  • 医師不足は過重労働につながる。
  • 栗原と登米で大きい病院を建てても遠い地域から患者が来るかどうか。
  • 若い医師が来て働ける病院も、一つないといけない。
  • マグネットホスピタルも中長期的な考えとする。
  • マグネットホスピタルは20~30年先の話で、今なすべきことは5~6年先のことである。
  • 医師だけでなく、他の職員の生活もあるので病院を放棄できない。
  • 地元職員が多く、地域の企業としての機能も病院は持っている。
  • 耐震補強するより、しっかりした物を建ててはどうか。
  • 高齢化の進むこの地域では自宅で最後を迎えられないので、高度医療より高齢者が入れる病院が必要。
  • 療養病床の入院患者をどこへやったらいいのか。
  • 老健では最後を看とれないので、病床は必要。
  • 作業部会としては5病院を統廃合し佐沼病院を中核化する案と、5病院を統廃合し、中核病院を新設するという案でまとめたい。
  • 佐沼病院の拡充整備事業費のうち、病床及び管理室の拡充整備のみであれば1平方メートル当たりの単価はもっと低いはずだ。実態に合わすべきだ。
  • 登米病院は、常勤医師が3名であり、大学病院からの応援なしではやっていけない状況。医師も高齢化し、何かあれば病院が維持できなくなる。
  • 米谷病院は、週2回当直があり、労基上問題がある。地区に開業医も無いので、当直のない診療所にするしかないのでは。
  • 豊里病院は老健を有し、町内福祉施設との連携や、隣接する石巻圏域からの患者も考慮し、現状のまま存続することが必要である。
  • よねやま病院は、平日も他から応援をもらっている。訪問と透析を行っており、隣接する特養の診察も依頼されていて、廃止や無床診療所は難しいし、町内には開業医が1件しかない。施設は耐震上問題がない。
  • よねやま病院は慢性期病院に、豊里病院は老健施設群とし、登米病院と米谷病院は診療所化でいいのでは。
  • 佐沼病院を急性期だけにするのは危険であり、亜急性期も考えなければ。

 

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