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トップ > ふるさとライブラリー > 登米の昔話 > たななす

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たななす

原文

むかーしむかーしね、のみの夫婦って、おかだっこの方がうーんとおっきい人だったんだって。ごでさまがうんとちっちゃこい人だったんだって。そこさ子どもがひとり生まれだんだどね。
ある夏のごど、おがっつぁんがなぁ、朝はやぁぐ、なずもぎさ行がながねぇなぁど思って、わらす置いで行ったら、泣いでがらわがんねど思って、そばさ寝せてだがら、そ、ぐいらおぶって、はだげに行ったんだど。
そしておぶったまんまでね、なすもぎ、すかすかとしていったんだど。
そして一番うねのはじっこさ行ったどな、しておっきななすあっから、そい取ろうと思って手ぇかけんべどしたら、背中に、わらすだど思っでいだのが、こらこら、がが、そいづたななすだがら取んなって言われだど。見だればわらすじゃなくてね、ごでさまだったんだど。
このおやず、っていぎなりどすっと土さ投げだっげど。
これでいんつこもんつこさげしたど。


この昔話の朗読を聴く

【mp3ファイル/再生時間:1分30秒】

標準語

むかしむかし、のみの夫婦と言われている夫婦がいました。
奥さんの方がとっても大きな人で、旦那さんの方がとっても小さい人だったそうです。
そこに子どもが一人生まれました。

ある夏のこと。
そこの奥さんが、朝早く、「茄子を取りに行かないと」と思っていました。
でも、子どもを置いて行ったら、泣いて大変です。
子どもはすぐそばに寝かせていたので、それをぐいっとおぶって、畑に行きました。
そして、奥さんは子どもをおぶったまま、茄子を次々と取っていきました。

畝の一番端まで行きました。
そこに、大きな茄子がありました。
取ろうと思って奥さんが手をかけようとすると、背中におぶさっていた、子どもだと思っていたものが、
「こらこら、お母さん。それはたななす(種を取る茄子)だから取るな」
と言いました。
奥さんが見てみると、なんとそれは子どもではなく、旦那さんでした。
奥さんは、
「この親父っ」
と言って、すごい勢いで、背中の旦那さんをどすっと土に投げたそうです。

これでおしまい。

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