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市長記者会見

平成20年2月8日(金曜日)、午後2時~

迫庁舎 3階 第4委員会室

平成20年度登米市各種会計当初予算の概要

それでは、平成20年度登米市各種会計当初予算の概要について説明をさせていただきます。

まず、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の伸びが鈍化する中で、社会保障関係経費の増や公債費が高い水準で推移すること等、国・地方ともに財政状況が厳しい状況にあることは記者各位には既に充分ご周知の内容であり、敢えて触れずに省略いたしますが、平成20年度地方財政計画においては、平成18年7月に閣議決定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」に沿って、給与関係経費、地方単独事業等の削減により歳出の抑制に努めつつ、地方再生対策費など必要な歳出は計上されましたが、今後の動向が本市予算へ大きく影響するものであり、注視しなければならない状況にあることをまずは申し上げておきたいと思います。

歳入面では、地方財政計画における地方交付税の水準が出口ベースで1.3%の増であるものの、国庫支出金や県支出金が抑制基調にあること、更には、税源移譲はされたものの市税の増は見込めないことなど、歳入面においては引き続き明るい材料が見えない状況下にあります。

一方、歳出面においては登米市総合計画で掲げる将来像「夢・大地みんなが愛する水の里」の実現に向け、実施計画に掲げる各種事業等の着実な推進が必要な状況にあって、後期高齢者医療制度の創設や公債費の償還が高水準にあること、更には病院事業会計への繰出が不透明であることなどが加わり、これまでにも増した厳しい予算編成はもちろん、これまで以上に効率的な財政運営が求められる状況下にあります。

アイコン 予算編成方針

このような状況を踏まえ、平成20年度の当初予算編成にあたっては、一般行政経費を対象とした枠配分方式の予算編成手法を取り入れ、一般行政経費の削減に取り組むとともに、他の経費についても、「登米市行財政改革大綱」の実施計画で掲げる取り組み改革内容を十分に反映させ、前年度要求額の踏襲や各種計画計上額による予算要求から転換し、各担当部局における業務の徹底した見直しやゼロベースからの積み上げ、施策の厳選などを行い、経常経費の徹底した削減のもと政策的経費の確保に努め、真に必要な事業に重点的に配分する予算編成に努めたところであります。

更に、市民との協働によるまちづくりや、市民が一丸となったまちづくりを推進するため、職員の尚一層の創意工夫を求め予算編成したところでもあります。

アイコン 各種会計当初予算の概要

以下、各種会計当初予算の概要について、一般会計の内容を主に資料に基づきご説明申し上げます

各種会計の当初予算については、資料1ページの「各種会計予算総括表」に取りまとめておりますが、登米市総合計画実施計画等との総合調整や予算編成方針に基づいた予算調製を行い、平成20年度一般会計の当初予算総額を415億6,005万円(対前年度比3.1%増)、国民健康保険特別会計など6特別会計の予算総額を235億5,161万円(対前年度比21.1%減)、病院など3公営企業会計の予算総額を131億1,517万円(対前年度比3.1%減)、全会計を合わせた平成20年度登米市当初予算総額を782億2,685万円(対前年度比6.5%減)としております。

アイコン 歳入の状況

一般会計における歳入状況については、資料2ページの「歳入予算款別集計表」に取りまとめておりますが、まず「1款 市税」については、見込み69億7,825万円(対前年度比0.4%減)を計上しましたし、「17款 繰入金」は、前年度に比較して財政調整基金からの繰入金を減としているものの、ふるさと基金と地域福祉基金からの繰入金3億5,857万円を計上したことにより17億6,682万円(対前年度比2.4%減)としております。「20款 市債」については、70億2,950万円で前年度より6億6千万円程度増加し、市債借入が高水準となっています。これは、広域4事業をはじめ、国・県補助事業の継続事業等に対応するための借入措置で、このうち、合併特例債39億6,560万円、過疎債10億1,180万円など、財源補てんのある有利な起債を活用することとしています。

さらに、借換債や水道出資債、下水道事業等における事業費増高に対応した資本費平準化債の活用なども行い、公債費償還の平準化・軽減化等に努めながら、登米市の一体感醸成のための社会資本整備充実を図ってまいります。

なお、平成20年度当初における起債残高は、一般会計で約508億円、特別会計で約345億円、企業会計で約180億円、総額で約1,033億円が見込まれ、平成20年度中の一般会計における借入と償還の見込みから、一般会計の平成20年度末起債残高は約527億円と増加を示しますが、公債費比率は13.2%(前年度15.1%)程度に推移すると試算しています。

アイコン 歳出の状況

次に一般会計における歳出の状況ですが、資料3ページの「性質別構成比(歳出)」に取りまとめしております。まず、人件費、扶助費及び公債費の義務的経費については、人件費の減少は見られるものの公債費償還が高水準にあることなどが影響し199億6,643万円(対前年度比1.2%の減)で、全体の約50%を占めています。物件費、維持補修費及び補助費等の消費的経費については、予算編成方針に従った枠配分方式の予算編成手法を取り入れことを反映し物件費は減っているものの、後期高齢者医療広域連合への負担金約7億3,500万円を計上したことにより補助費等が増加し、90億円4,111万円(対前年度比10.9%増)となっています。

因みに、財政指標の「経常収支比率」は通年ベースで94.5%(前年度96.6%)程度に推移すると試算しており、前述の地方財政計画における地方交付税の増によるものと分析しています。

また、投資的経費については、前年度より8億円程度多い77億6,484万円を計上していますが、普通建設事業の単独事業費については、広域4事業としての火葬場建設事業ときたかみ園建設事業、更には、道路新設改良事業や豊里複合施設整備事業などを計上したことにより、32億5,849万円(対前年度比2.2%増)となっています。

補助事業費については、広域4事業としての汚泥再生共同処理センター整備事業、新田地区統合小学校整備事業や北方小学校・新田中学校大規模改造事業、更には、国・県補助事業の継続事業など対前年度比24.5%増の40億3,227万円を計上しています。

平成20年度主要事業等一覧

(単位:千円)

区分 事業等名 事業内容 予算額
人と自然が共生する「うるおい」のあるまちづくり
環境保全実践事業 登米市平筒沼いこいの森環境保全に伴う案内看板等の設置など環境整備を行う。また、環境教育用として野鳥観察ガイドブック(伊豆沼・内沼編)を作成。 2,000
  火葬場建設事業 広域4事業の一つで、平成19年度からの継続事業で整備するもので、20年度完成予定。 872,706
  ごみ減量化・資源リサイクルの推進 「紙箱・紙袋・包装紙」の紙製容器包装を資源ごみとして追加することとし、計11品目を収集。
  バイオ・ディーゼル燃料推進事業 市内全回収場所にのぼり設置やBDF燃料利用全車両にステッカー貼付のPR活動を充実させ、回収増量・利用拡大を図る。
  汚泥再生共同処理センター整備事業 広域4事業の一つで、平成21年度までの3ヶ年の継続事業で整備。 1,253,920
公共下水道管渠延命化計画策定事業
[下水道事業特別会計]
管路施設の老朽化等に起因した事故発生を未然に防ぐとともに、ライフサイクルコスト縮減を図るため、下水道長寿命化支援制度の採択を目指した計画書作成。 20,000
大地の恵みと人の技を生かした「活力」のあるまちづくり
農業生産1日1億円創出事業 登米市の農業産出額の目標を365億円、1日1億円とし、以下の総合的な生産対策と積極的な販売戦略を展開。(総事業費947,992千円) 503,299
(1)人材育成確保対策事業 意欲と能力のある新規就農者や各種農業研修への支援を行い、地域農業の核となり効率的で安定的な農業経営体となる担い手の育成・確保。(事業費:2,200千円) (2,200)
(2)水田作総合支援対策事業 生産調整及び水田農業構造改革を円滑に推進するため、機械・施設の整備や産地づくりなどの取り組みを支援。(事業費:30,825千円) (10,387)
(3)園芸支援対策事業 園芸作物の生産に係る機械・施設の整備や青果物の価格安定などの支援。(事業費:43,058千円) (39,228)
(4)畜産支援対策事業 飼料自給率の向上、畜産経営の安定に向けた、新たに粗飼料確保対策事業と優良産子生産支援事業を加え、草地造成や畜舎整備、担い手の育成などを支援。(事業費:264,639千円) (210,481)
(5)特用林産支援対策事業 特用林産物の生産に係る機械・施設の整備や生産資材等の導入支援。(総事業費:916千円) (916)
(6)総合支援対策事業 農業生産の効率化と農業経営の安定に向け、農業農村整備や環境保全等の生産条件の整備、地産地消やブランド認証の推進などを総合的に実施。(総事業費:606,359千円) (240,087)
農地・水・環境保全向上対策事業 地域ぐるみでの農業・農村の持続的発展と多面的機能の発揮を目指した取組み。(営農活動支援:水稲分285ha増) 137,394
ビジネスチャンス支援事業 活力ある地域づくりを推進するため、市民が主体的に地域資源を活かした新たな事業を起こす場合の支援。(事業項目:12項目、事業費:27,500千円) 10,000
米粉普及推進事業 米の地産地消対策として、小麦粉に替わり米粉を日常的に食する運動を展開し、米の消費拡大と新たな食材利活用の普及推進。 2,000
市内共通商品券支援事業 市内3商工会が実施する市内共通商品券について、市民に広く利用され、市内の商店の活性化が図られるための支援。 1,800
仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの推進 市内外観光客の入込み客増を目指し、市内の観光地、イベント・まつりのPRと観光客に対しての案内看板を設置。 4,531
中小企業振興資金の融資限度額の引き上げ 中小企業の活性化、事業拡大及び原油高騰対策として融資限度額を引き上げ市内企業を支援。(H19:20億円→H20:21億8千万円) 218,000
安全に安心して暮らせる「やすらぎ」のあるまちづくり
防災ラジオ整備事業 災害時の情報を円滑に伝達するため、市防災行政無線放送を受信できる「防災ラジオ」の普及推進。(3,500台、個人負担:2,000円/台) 27,563
高齢者運転免許自主返納支援事業 運転免許証を自主返納する65歳以上の高齢者の安心・安全な交通環境を確保するため、総合的な交通安全対策の一環として支援。支援内容としては、住民基本台帳カードの取得に要する費用の支援及び代替交通手段として市民バスの無料乗車券(有効期間1年)を交付。 30
国保特定健診・特定保健指導事業
[国民健康保健特別会計]
特に内臓脂肪症候群予防対策とする基礎健診(40歳~74歳までの国保被保険者(19,493人)を対象)を実施し、そのデータを基に動機付支援者と積極的支援者に分けて保健指導を徹底。 81,970
国保被保険者証カード化事業
[国民健康保健特別会計]
紙ベースで世帯ごと1枚の発行から、カードで個人ごと(対象30,000人)に発行。発行時期は10月の更新時(2年ごと)。 3,381
市葬祭費差額(経過措置)支給事業
[後期高齢者医療特別会計]
75歳以上の旧国保被保険者(死亡者)に対し、後期高齢者医療広域連合葬祭費支給額(1件5万円)に現国保経過措置額(1件7万円)との差額2万円を市が上乗せ支給。 13,560
第4期介護保険事業計画の策定
[介護保険特別会計]
平成21年度から平成23年度までの介護保険事業の基本となる介護保険事業計画の策定。 3,255
特定高齢者施策事業(生活機能評価)
[介護保険特別会計]
65歳以上の特定健診並びに健康診査受診者を対象(対象予定10,840人)に、介護予防を前提とした生活機能評価事業を実施。 24,813
休日急病歯科在宅当番医制事業 休日等における市民の歯科の急病患者に対する歯科医療を確保。 3,997
特定健康診査受診料支援事業 健康管理の積極的推進のため、国保被保険者及び被用者保険に係る被扶養者の40~74歳までの市民を対象に、個人負担分(3割以内)を市が支援。 32,466
肺炎球菌予防接種事業 肺炎球菌ワクチン予防接種費の一部助成を、さらに75歳以上の全市民(対象:14,080人)に対象枠を拡大。 4,224
妊婦一般健康診査事業 妊婦の経済的、精神的負担の軽減を図り、母体と胎児の健康を確保するため、公費負担回数を、現在の2回から5回へ拡充。 30,543
養護老人ホーム「きたかみ園」移管整備事業 養護老人ホーム「きたかみ園」は建築以来38年が経過し老朽化が進み施設の改善が急務となっていることから、入所者の住環境の改善を図り健康で自立した生活が送られるよう平成20年度に移転新築するものである。施設の整備は、民設・民営により行なうものとし移管先の社会福祉法人が実施する養護老人ホーム「きたかみ園」の整備に要する事業費の一部を補助。(定員:106床、ショウトスティ:5床) 732,353
地域ふれあいコミュニテイ事業 地域における福祉力の向上を目指し、住民一人ひとりが地域において支えあい支援する体制をつくるため、地域住民の主体的な参加により実施する地域ふれあいコミュニテイ事業(50地区)を支援。 2,500
登米児童館整備事業 県道改良工事に伴い、登米児童館を移転するもので、平成20年度に移転整備。 93,517
災害時要援護者支援プランの作成 災害時要援護者支援プラン要領に基づき行政区長、自主防災組織等の協力のもとに要援護者の安否確認、避難誘導等についての個別計画を作成。(対象:65歳以上の一人暮らしの方、高齢世帯の方等)
ファミリーサポート事業 安心して子育てができる地域社会の実現を目指し、子育て支援の利用者、協力者の組織づくりを推進。(利用対象:概ね2ヶ月の乳児~概ね小学3年生まで) 2,245
消防防災施設等整備事業
市民からの要請に応えるべく、救急業務の充実強化のため、高規格救急自動車を導入。(1台増車) 29,369
  防火防災推進事業 地域防災力を高めるため、地域に密着した防火防災活動ができる組織を育成。(婦人防火クラブ員:9,122人) 1,830
便利で快適に暮らせる「ゆとり」のあるまちづくり
市民バス等運行事業 市内公共交通として、市民バス、住民バスにより市民の移動手段を確保。市民バスは市内中心部と各総合支所、市立病院、高等学校、JR駅などを結び、住民バスはスクールバスの空き時間を活用して、主に旧町域を運行。 94,000
乗合タクシー運行事業 地域の生活に必要な交通の確保並びに地域の活性化を図るため、地域住民と協働による乗合タクシー自主運行経費に係る補助。 1,980
橋梁長寿命化事業 緊急時のライフライン確保と市民生活を守る観点から、修繕・架け替えが必要な橋梁の内緊急度の高い橋梁(8橋)の対策計画を策定。 1,500
道路新設改良事業 生活環境基盤の整備として、新規17路線、継続48路線の市道整備。路線毎に状況及び優先度等を考慮し選定。 2,293,800
  日根牛地区総合整備事業 北上川治水事業及び国県道改良事業による移転者(対象40戸程度)のための宅地造成事業。 14,413
景観計画策定事業 地域の特性にふさわしい景観形成の基本的な計画を策定。 4,500
津山本町横山住宅整備事業 低廉で豊かな住環境の提供による定住の促進のため、津山本町横山住宅(2戸)を建設。 35,000
石越西門住宅整備事業 低廉で豊かな住環境の提供による定住の促進のため、石越西門住宅(4戸)を建設。 63,000
豊かな心と個性を育む「ふれあい」のまちづくり
桜岡小学校プール改修事業 平成21年度に予定している善王寺との統合に向け、老朽化したプールの耐震化と改修。 56,080
  北方小学校校舎・屋体大規模改造事業 老朽化が著しい校舎及び屋体の建物内外部及び附帯設備の改修。 212,850
  新田統合小学校建設事業 新田第一小学校及び新田第二小学校の統合学校の屋体建設。 224,283
  新田中学校校舎大規模改造事業 老朽化が著しい校舎の建物内外部及び附帯設備の改修。 210,985
石ノ森章太郎ふるさと記念館ビデオライブラリー等改修及び石ノ森章太郎生誕70周年記念事業 ビデオライブラリーの改修並びに漫画家「石ノ森章太郎」の生誕70周年を記念したイベントの開催。 10,550
  豊里複合施設整備事業
生涯学習環境の整備を図るため、老朽化が著しい豊里公民館及び豊里体育センターの建替え。 455,177
  青少年海外派遣事業
国際感覚豊かな青少年育成を目的に、アメリカに10名、カナダ・オーストラリア及びドイツに各12名を派遣。 11,894
子ども読書活動推進計画策定
子どもの読書活動を積極的に推進する必要性から、「登米市子ども読書活動推進計画」を策定。 245
佐藤達ミュージアム企画展
佐藤達氏より寄贈された氏作品及び友人知人作家の作品を展示し、市民に広く鑑賞する機会を提供。 3,467
総合型地域スポーツクラブ育成事業 生涯スポーツ推進のため、既設の総合型地域スポーツクラブの4クラブと設立準備中の2クラブの活動費を補助。 15,000
指導者及びボランティア人材バンク推進事業 既存のスポーツボランティアに加え、体育指導員やスポーツ少年団指導者等の中から希望者を募りイベント等への参画を奨励。(登録目標:1,000人) 38
公共スポーツ施設等活性化事業 市内の総合体育館や体育施設を情報発信拠点とし地域スポーツクラブの活動などの事業を支援。(参加者目標:1,000人) 1,696
競技スポーツの競技力向上に向けた環境の整備 登米市体育協会や登米市スポーツ少年団と連携を図り、伝統あるスポーツ大会の充実を図り競技スポーツを推進。 33,833
市民の創造力を生かした「協働」のまちづくり
協働のまちづくり事業 「協働のまちづくり指針」に基づく「協働のまちづくり推進条例(仮称)」や「市民が創る地域のまちづくり計画」の策定に向けた取組み並びに自治組織やNPO等の公益的活動の安全を補償する市民活動総合補償制度の創設等。 4,187
男女共同参画社会づくり推進事業 「男女が互いに認め合い、共生するまち」を目指し、新しい時代の生き方として調和の取れた生活(ワークライフバランス)の実現に向けた意識啓発事業等。 589
その他
  市長への提言箱~ちょっと聞いて市長さん~ 市民の意見を聞くため、平成19年度に各総合支所に設置した「市長への提言箱」を運用。
  英語版ホームページの運営 平成19年度に設置した英語版ホームページの更新。

新:新規事業

拡:拡充事業