新年のあいさつ
平成22年1月1日
つなぐ手とつなぐ心でつながる地域へ「ふるさと登米市」の未来を切り拓く
新年明けましておめでとうございます。
皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
登米市には、昨年10月の日本を縦断した台風18号による大きな傷跡が未だ残されており、被災された皆さまには改めてお見舞いを申し上げます。市といたしましては、市民の皆さまが安全に安心して暮らせるように、災害時における迅速な初動体制の強化を図るなど、一層の危機管理に取り組んでまいります。
さて、昨年は待望していた三陸縦貫自動車道登米インターチェンジが開通し、地域経済にとって様々な分野への発展的影響が期待されているところであります。さらには、髙倉勝子様とご子息からの寄贈により髙倉勝子美術館「桜小路」が芸術文化の拠点として整備され、地域おこしに取り組む方たちにより「油麩丼」が全国的に紹介されるなど、登米市の魅力が大いに発信された一年となりました。
また、合併の契機となりました広域4事業最後の施設「汚泥再生共同処理センター」が本年3月に完成する運びとなり、登米市の基盤整備は着実に進んでまいりました。
一方、サブプライムローン問題に端を発した世界的金融危機による経済の低迷は、市内新規高卒者の求人が大幅に減少するなど、今なお登米市経済に大きな影響を与えており、雇用機会の拡大を中心とした地域経済の安定と活力向上が大きな課題となっております。
さらに、新型インフルエンザの感染拡大への対応など医療への不安が増している中にあり、「やすらぎのあるまちづくり」の根幹となる地域医療体制の整備は喫緊の課題であります。非常に厳しい状況にはありますが、医療を安定して提供する「市民の皆さまと医療をつなぐ安心のネットワークづくり」を進めてまいります。
教育においては、少子化の中で県立高校の全県一学区など環境が大きく変わろうとしておりますが、時代の変化に対応できる「個性を輝かせ心豊かに生きる力を持つ人づくり」を行なってまいります。
昨年、政権交代により誕生した新政府は、地域のことは地域に住む住民が決める「地域主権」の早期確立を掲げ大幅な制度設計の見直しを進めており、地方行政に大きな変化をもたらすものであります。このような、住民主体の新しい発想が求められる分権型社会に対応すべく「市民の創造力を生かした協働のまちづくり」をキーワードに、互いに協力の手をつなぎ、信頼の心をつなげて課題に対応する地域づくりに取り組んでまいります。
登米市の舵取り役としてこの変革の時代を見据え、スピードと行動力をもって「ふるさと登米市」の未来を切り拓く任に当たってまいる所存ですので、昨年に引き続き皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして幸多き健やかな年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
登米市長 布 施 孝 尚